G検定のテキスト・問題集はどれ?公式推奨図書と、実務目線の選び方【2026年】

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この記事の要点

協会が推奨している図書に、問題集は入っていません。

「公式問題集」と呼ばれているものは、実は公式の推奨図書ではありません。何を何冊、どの順で買えばいいのかを整理します。

「G検定を受けると決めた。で、どの本を買えばいいの?」

検索すると「おすすめ10選」のような記事が並びますが、10冊も買う人はいません。知りたいのは最低限どれを揃えればいいかと、どの順番で読むかのはずです。

こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです。業界歴10年、開発を4年、QA(品質保証)を6年。いまはQAエンジニアとして、AIを業務に取り入れて効率化を進める仕事をしています。

ごんちゃん
この記事を書いた人:ごんちゃん
現役ITエンジニア10年(開発4年+QA/品質保証6年、どちらもリーダー経験)/基本情報技術者 合格/現在はQAエンジニアとして、AIを活用した業務効率化を推進中。AIを使う側の実務目線で資格と教材を分析しています。

先に断っておくと、私はG検定を持っていません。だから「この本で受かりました」という話は書けません。

この記事で書くのは2つです。①日本ディープラーニング協会が公式に推奨している図書はどれか(事実)、そして②AIを業務で使う立場から見て、どの領域に時間を使うべきか(実務視点)。この2つを分けて書きます。

ごんちゃん

教材選びは「何冊買うか」より「どの順で読むか」で差がつきます。

✅ 結論だけ先に
基本は公式テキスト+問題集の2冊で足ります。10冊も要りません
✔ ただし問題集は公式の推奨図書ではありません。この違いは知っておいてください
✔ 3冊目に買うなら法律・倫理のテキスト。業務でAIを使う人にはここがいちばん効きます
買う前に「最新版かどうか」を必ず確認。シラバスは改訂されます
目次

まず事実:協会が「推奨図書」に挙げているのは4冊

おすすめを語る前に、公式が何を挙げているかを押さえます。日本ディープラーニング協会(JDLA)は公式サイトで推奨図書を公開していて、そこに載っているのは次の4冊です。

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書名著者出版社位置づけ(私見)
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版一般社団法人日本ディープラーニング協会翔泳社まずこれ。範囲の地図になる1冊
ディープラーニング活用の教科書日本ディープラーニング協会/日経クロストレンド(編集)日経BP社事例で理解を深める本
ディープラーニング活用の教科書 実践編日本ディープラーニング協会/日経クロストレンド(編集)日経BP社同上・より実践寄り
ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)法律・倫理テキスト古川直裕/渡邊道生穂/柴山吉報/日本ディープラーニング協会技術評論社3冊目の本命(理由は後述)

※2026年8月時点で公式サイトの推奨図書一覧を確認したものです。改訂・入れ替えがあるため、購入前に公式サイトで最新の一覧をご確認ください。

ここで気づいてほしいのが、この4冊に「問題集」が入っていないことです。

市販の問題集はよく使われていますが、それらは公式の推奨図書ではありません。悪い本という意味ではなく、「公式が保証しているわけではない」という区別の話です。ここを混同したまま「公式問題集」と呼んでいる情報を見かけるので、注意してください。

1冊目:公式テキスト——範囲の「地図」として買う

迷う理由がないので先に言います。1冊目は公式テキストです。

G検定でいちばんきついのは、難しさではなく範囲の広さです。用語と手法名が次々に出てくるので、地図を持たずに歩き出すと確実に迷子になります。公式テキストは、その地図の役割を果たします。

◎ いいところ
  • 試験を運営している協会が監修している:範囲の外れが起きにくい。ここが市販書との決定的な差です
  • 範囲の全体像が一度でつかめる:何を学ぶ試験なのかが最初に分かるので、勉強の計画が立てられます
△ うーんなところ
  • これ1冊では演習量が足りません:多肢選択式の試験は「読んで分かった」と「選べる」が別物。問題を解く量は別に確保が必要です
  • 版が変わる:シラバス改訂に合わせて改訂されます。中古で古い版を買うと範囲がずれます

2冊目:問題集——「読めた」を「選べる」に変える

公式テキストを読んだだけで受けると、たいてい足元をすくわれます。理由ははっきりしていて、多肢選択式は「似た選択肢の中から選ぶ」試験だからです。

用語を「なんとなく見たことがある」レベルで止めていると、選択肢を2つまで絞ってから外します。この差を埋めるのが問題集の役割です。

広く使われているのが、インプレスの「徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第3版」です。ただし前述のとおり、これは公式の推奨図書ではありません。そのうえで、演習量を確保する手段としては現実的な選択肢だと思います。

△ 買う前に必ず確認してほしいこと
  • 発売時期とシラバスのズレ:この第3版は2024年9月の発売です。受験する回のシラバスと合っているかを、購入前に必ず確認してください
  • 問題集は「答えを覚える」道具ではありません:間違えた問題をテキストに戻って確認する使い方でないと、点になりません
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3冊目に推すのは「法律・倫理テキスト」——実務でいちばん効くから

ここがこの記事でいちばん書きたかったところです。

多くのテキスト紹介記事は「公式テキスト+問題集」の2冊で終わります。でも私は、3冊目を買うなら法律・倫理テキストだと思っています。

理由は、AIを業務に取り入れる仕事をしていて実感していることがあるからです。

💡 エンジニア視点のひとこと

現場でAI導入が止まる原因の多くは、技術ではありません。「この情報を入れていいのか」「生成したものを外に出していいのか」——止まるのはたいていこの手前です。技術の話より先に、ここで議論が終わってしまう。法律・倫理は、試験のための暗記ではなく、実務でそのまま使う知識だというのが正直な実感です。

しかもこの領域は、勉強していると地味で退屈に感じるので後回しにされがちです。技術寄りの人ほどそうなります。結果、最後に時間切れになって落とす——これは典型的な失敗パターンです。

この本は協会の推奨図書に入っているので、その意味でも安心して足せる1冊です。

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なお、推奨図書に入っている「ディープラーニング活用の教科書」2冊は、事例から理解を深めるタイプの本です。読んで損はありませんが、試験対策として先に買うべきかというと、私の考えでは優先度は下がります。まず上の3冊を回してから、余力があれば、で十分だと思います。

買う順番と、使い方

1
公式テキストを1周する(細部は飛ばす)
完璧に理解しようとしない。まず全体の地図を作るのが目的です
2
問題集を解いて、間違えたらテキストに戻る
この往復が実質の勉強です。解きっぱなしにしないこと
3
法律・倫理を最後に回さない
後回しにすると時間切れになる領域。途中で挟んでおくのが安全です
ごんちゃん

本を増やすより、1冊を2周するほうが効きます。買った本が本棚のこやしになるのがいちばんもったいない。

本を買わなくていい人もいます

正直に書きます。全員が本を買うべきとは思いません。

公式の出題範囲を見て「知らない言葉がほとんどない」なら、本を1冊増やすより演習に時間を使ったほうが効きます。逆に「どこまでやれば終わりか自分では決められない」タイプなら、本より範囲を絞ってくれる講座のほうが向いていることもあります。

そのあたりの分岐はG検定は独学で受かる?難易度と勉強時間で詳しく書きました。そもそも取るべきか迷っている段階なら、G検定は意味ない?役に立つ場面を正直に判定から読むほうが早いです。

最後に、本以外の選択肢にも触れておきます。推奨図書をひと通りそろえると、それなりの金額になります。「何冊も買って結局どれも中途半端」になりそうなら、講義でまとめて通すほうが合っている場合があります。

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🤔 うーんなところ

本より明らかに高いです。公式テキストと問題集を自力で回せる人には、まったく必要ありません。合格特典(全額返金)には条件があるので、返ってくる前提で組むのは危険です。判断材料は「独学で止まった経験があるか」の1点だけだと思います。

よくある質問

Q公式テキストだけで合格できますか?
A

範囲を押さえるという意味では公式テキストが軸になりますが、多肢選択式の試験なので演習量が別に必要です。読んで分かることと、似た選択肢から選べることは別の力です。問題集を組み合わせる前提で計画を立てるほうが安全です。

Q中古で古い版を買っても大丈夫ですか?
A

おすすめしません。G検定はシラバスが改訂されるため、古い版では範囲がずれる可能性があります。安く買えたつもりが、出題されない内容を勉強することになりかねません。受験する回のシラバスに対応した版かどうかを確認してから購入してください。

Q「公式問題集」というものはありますか?
A

協会が公式サイトで推奨図書として挙げている4冊に、問題集は含まれていません(2026年8月時点の調査)。市販の問題集は広く使われていますが、公式が保証しているものではないという区別は知っておいてください。

Q法律・倫理のテキストは本当に必要ですか?
A

必須ではありませんが、3冊目に買うなら私はこれを推します。AIを業務に入れるとき、実際に話が止まるのは技術ではなく情報の取り扱いや社内規程の部分だからです。試験のための暗記ではなく、実務でそのまま使える知識になります。

Q何冊買えばいいですか?
A

公式テキストと問題集の2冊が基本、余力があれば法律・倫理を足して3冊です。それ以上増やすより、同じ本を2周するほうが結果につながります。買った本が読まれずに残るのがいちばんもったいない使い方です。

まとめ

まとめ

  • 協会が推奨図書に挙げているのは4冊そこに問題集は含まれていません
  • 1冊目は公式テキスト=範囲の地図。ただしこれだけでは演習量が足りません
  • 2冊目は問題集で「読めた」を「選べる」に変える。間違えたらテキストに戻る使い方で
  • 3冊目は法律・倫理テキスト。業務でAIを使う人には、ここがいちばん実務に直結します
  • 買う前に最新版かどうかを必ず確認。シラバス改訂で範囲がずれます

教材が決まったら、次は勉強の進め方です。G検定は独学で受かる?難易度と勉強時間で、試験日から逆算する方法をまとめています。

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この記事を書いた人

ごんちゃんのアバター ごんちゃん 現役ITエンジニア

現役ITエンジニア(経験10年)。バックエンド開発4年・QA/SET6年、どちらもリーダー経験あり。基本情報技術者試験合格。未経験メンバーの育成経験から「教材選びで挫折させない」をテーマに、IT資格の教材と勉強法を現場目線でレビューしています。

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