公式が、本物の過去問を無料で公開しています。
ただし20問だけ。しかも出題された回がばらけています。そこを知らずに解くと、手応えを読み違えます。
「G検定の過去問って公開されてるの?」と調べている方へ。結論から言うと、公開されています。しかも公式が、無料で。
ただ、そのまま解き始める前に確認しておいたほうがいいことが2つあります。量と、出題された時期です。
こんにちは、ごんちゃんです。公式ページに実際に載っているものを数えて、使いどころまで整理しました。
先に断っておくと、私はG検定を受験していません。書くのは公式に載っているものの整理と、AIを実務で使っている側から見た感想だけです。
公式が「例題・過去問」を20問公開しています
日本ディープラーニング協会の公式サイトに「G検定の例題・過去問」というページがあります。ここにQ1からQ20までの20問が載っています。
大事なのは、これがただの例題ではないことです。1問ごとに「G検定2024#4に出題された過去問題」のように、どの回で出たかが書かれています。本番でそのまま出た問題ということです。
形式は四肢択一(AからD)で「最も適切なものを1つ選べ」。解答も一覧で載っています。ここまでは、かなり親切です。
公式ページには日本ディープラーニング協会の著作権表示があります。当サイトでも問題文と解答は載せません。過去問は必ず公式ページから直接ご覧ください。転載しているサイトは、問題が差し替わっても更新されないことがあります。
20問の内訳を数えると、偏りが見えます
ここからが本題です。20問がどの回から取られているかを1問ずつ数えました。
| 出題された回 | 問数 | シラバス |
|---|---|---|
| 2024#6 | 5問 | 現行シラバスが適用された回 |
| 2024#4 | 5問 | それ以前 |
| 2023#4 | 1問 | それ以前 |
| 2022#3 | 2問 | それ以前 |
| 2022#2 | 1問 | それ以前 |
| 2022#1 | 5問 | それ以前 |
| 記載なし | 1問 | — |
出典:日本ディープラーニング協会 公式「G検定の例題・過去問」(2026年8月時点)を1問ずつ数えたもの。
現行のシラバス(出題範囲)はG2024#6から適用されています。表を見るとわかるとおり、その回の問題は5問だけです。残りの14問は、それより前の回に出たものです。
もう1つ、いちばん多いのが2022年の回で、合わせて8問あります。AIの分野で4年前というのは、かなり前です。
「古いから解く意味がない」という話ではありません。出題範囲が変わったということは、範囲の広さが変わったということです。つまり古い回の問題を全部解けても、いまの範囲を網羅したことにはならないという一点だけ、頭に入れておいてください。手応えを実力と読み違えるのがいちばん危ないところです。
解答はありますが、解説はありません
公式ページには解答が一覧で載っています。ただし解説はありません。正解の記号がわかるだけです。
これは地味に効いてきます。間違えた問題について「なぜその選択肢なのか」を、自分で調べる必要があるということだからです。公式テキストやシラバスを横に置いて進めるのが前提になります。
公式テキストは「深層学習教科書ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 公式テキスト 第3版」など複数が案内されています。どれを選ぶかはG検定のテキスト・問題集はどれ?にまとめました。
20問は、本番の14%以下しかありません
本番の出題数は145問程度です。公開されている20問は、本番の14%にも届きません。演習量としては、はっきり足りません。
ではこの20問は何に使うのか。私は「演習」ではなく「自分の穴を見つける道具」だと思っています。この使い方を軸にした勉強が終わらないときの進め方もまとめました。
理由は試験の作りにあります。オンライン試験は100分で145問。1問あたり約41秒です。じっくり考えて解く試験ではなく、知っているかどうかで即答していく試験です。試験時間や形式の詳細はG検定の日程と申し込みに整理しています。
だとすれば、必要なのは「解けるかどうか」ではなく「知らない言葉がどのあたりに固まっているか」を知ることです。20問でも、それを知るには十分足ります。解いて、間違えた分野をシラバスで確認して、そこを埋める。この使い方なら20問で元が取れます。
古い回の問題は、実務の目で見ると意外に使えます
2022年の問題なんて古すぎるのでは、と思いますよね。ここは仕事でAIを使っている立場から、少し違う見方を書きます。
私はいま、品質保証の仕事をしながら、AIを業務効率化に使う側に立っています。その経験から言うと、この数年で変わったものと、変わっていないものがはっきり分かれます。
変わったのは、使える道具です。できることの範囲は毎年広がっています。一方で変わっていないのは、判断の枠組みのほうです。この情報を入れていいのか、出てきたものをそのまま使っていいのか、間違っていたとき誰が責任を持つのか。ここは4年前も今も、聞かれることが変わりません。
だから古い回の問題でも、法律や倫理、リスクに関するところは今でもそのまま役に立ちます。逆に技術の名前や性能を問うような問題は、いまの感覚とずれている可能性があります。解きながらこの2つを区別できると、古い問題も無駄になりません。
公式が過去問を出してくれているのはありがたいのですが、20問では傾向をつかむところまでしかいきません。しかも解説が無いので、間違えたときに調べる手間が毎回かかります。正直、これだけで合格まで持っていくのは無理があります。過去問は「現在地の確認」、量は別で確保する——この割り切りが要ります。無料だけで完結させようとすると、かえって時間を失います。
量を確保する手段を決めておく
20問で穴が見つかったあと、そこを埋める手段が要ります。自力でいけそうかどうかは、G検定は独学で受かる?難易度と勉強法を目安にしてみてください。
範囲が広いうえに即答が求められる試験なので、「どこを捨てるか」を決めてもらうことにお金を払う価値はあるタイプだと思います。
G検定に対応した講座もあります。内容と進め方は公式ページで確認してみてください。
アガルート G検定対策講座 27,280円(税込)。改訂シラバスに対応した版が用意されていて、合格したときの特典もあります(適用条件は公式ページでご確認ください)。
アガルート G検定 対策講座の詳細を見る(公式)※公式ページの内容は2026年8月時点の確認です。公開されている問題は変更される場合があるので、必ず公式ページでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、リンクから申し込みがあった場合に紹介料を受け取ることがあります。
よくある質問
QG検定の過去問は公開されていますか?▼
公開されています。日本ディープラーニング協会の公式サイトに「G検定の例題・過去問」というページがあり、Q1からQ20までの20問が載っています。各問には「G検定2024#4に出題された過去問題」のように出題された回が明記されており、実際に本番で出た問題です。無料で見られます。
Q公開されている20問は、どの回のものですか?▼
回はばらけています。2024#6が5問、2024#4が5問、2023#4が1問、2022#3が2問、2022#2が1問、2022#1が5問、出典の記載がないものが1問です。現行のシラバスはG2024#6から適用されているので、その回のものは5問だけということになります。
Q解説は付いていますか?▼
解答は一覧で載っていますが、解説はありません。正解の記号がわかるだけなので、間違えた問題は自分で調べる必要があります。公式テキストやシラバスを横に置いて進めるのが前提だと考えてください。
Qこの20問だけで合格できますか?▼
難しいと思います。本番は145問程度なので、20問は14%にも届きません。演習量としては足りないので、傾向をつかむためのものと割り切って、量は問題集や講座で確保するのが現実的です。
Q古い回の問題を解く意味はありますか?▼
あります。ただし分野によります。法律や倫理、リスクに関する部分は数年前の問題でも今そのまま役に立ちます。一方で技術の名前や性能を問うところは、いまの感覚とずれている可能性があります。解きながらこの2つを区別できると無駄になりません。なお出題範囲が変わっているので、古い回を全部解けても現在の範囲を網羅したことにはならない点だけ注意してください。
まとめ
G検定の過去問は公式が無料で20問公開しています。例題ではなく、実際に出題されたものです。
ただし現行シラバスが適用された回のものは5問、解説は無し、本番145問に対して20問。この3つを知ったうえで使ってください。合格まで運ぶ道具ではなく、いまどこに穴があるかを教えてくれる道具です。まず20問解いて、間違えた分野をシラバスで確かめる。そこから始めるのが早いと思います。
