資格を取ったあとに更新の案内が来ると、取り続けるのにお金がかかるのかと気になりますよね。
結論からいうと、期限があるのは資格ではなく認定カードのほうです。協会は合格の実績と証書は一生変わらないとしたうえで、カードには有効期限を設けています。更新するかどうかは、カードとロゴを使うかで決まります。
この記事では、何に期限があるのか、更新の中身と費用、更新しなかった場合に何ができなくなるのかを紹介します。
期限があるのは資格ではなく、カードのほうです。ここが分かれ目になります。
期限があるのは資格ではなく、カードのほうです
まず、何に期限があるのかを分けて確認します。ここを混ぜると判断を間違えます。
協会は更新制度の説明のなかで、こう書いています。
合格された実績や、認定の結果として授与した証書は一生変わりません
つまり試験に受かったという事実と、手元の合格証書は、何もしなくても消えません。期限が設けられているのは認定カードと、そのカードに紐づくロゴの使用です。
| 期限 | 更新しなかった場合 | |
|---|---|---|
| 合格の実績 | なし | そのまま残る |
| 合格証書 | なし | そのまま残る |
| 認定カード | あり | 期限切れになる |
| ロゴの使用 | あり(カードに連動) | 使えなくなる |
協会は更新制度を設けている理由として、知識は時間経過とともに失われ、法律や社会知識も変わることを挙げています。生成AIはとくに動きが速い分野なので、考え方としては理解できる仕組みです。
更新の中身と費用
更新は試験を受け直すのではなく、講習を受ける形です。
協会の説明によると、年次更新はこうなっています。
生成AIに関するオンライン講習会(定期講習)を、年に1度、受講していただきます。受講するタイミングは、ご自身が資格を受験した月が基準となります。
起点は合格した月ではなく受験した月です。年に1度なので、毎年同じ月に案内が来る形になります。
| 区分 | 費用(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 年次更新 | 2,200円 | 年1回のオンライン講習を受講する |
| 期間外更新 | 5,500円 | 年次更新を忘れた場合の救済 |
※価格は2026年10月時点の調査によるものです。変動する場合があるので、手続きの前に公式ページでご確認ください。
カードそのものの発行は2年おきです。協会は「2年間(年次更新を2回)、講習を受講すると、有効期限が2年延長された認定カードを新たに発行します」としています。支払いは毎年、カードの発行は2年ごとという組み合わせです。
更新しないと、何ができなくなるのか
ここが判断の分かれ目です。更新しない場合に失われるのは、次の2つだと説明されています。
- 名刺などにロゴを刷り込んで資格をアピールすること(有効期限内のカードが必要)
- アップグレード講習会などの受講(有効期限内でないと受けられない)
逆に言うと、それ以外は残ります。合格した事実も証書も消えないので、履歴書に取得年月と資格名を書くこと自体は続けられます。
履歴書への書き方はAI資格の履歴書の書き方にまとめています。
名刺にロゴを入れる予定があるかどうかで、更新の意味が変わります。対外的に資格を見せる場面がある人は効いてきますが、社内で知識を使うだけなら、使い道が限られます。
他のAI資格と比べると
同じAI資格でも、取ったあとの扱いは試験ごとに違います。
| 試験 | 資格そのもの | 取得後の制度 |
|---|---|---|
| 生成AIアドバイザー | 期限なし | 認定カードに期限あり。年次更新2,200円 |
| AI活用アドバイザー | 期限なし | 認定カードの更新制度あり(期限の年数は非公表) |
| 生成AIパスポート | 無期限 | 資格更新テストがあるが受講は任意 |
生成AIパスポートとの違いは、カードがあるかどうかです。生成AIパスポートは資格更新テストという制度がありますが受けるかどうかは任意で、受けなくても資格は無期限で使えます。アドバイザー系はカードとロゴという形があるぶん、期限が付いています。
注意点として、AI活用アドバイザーは有効期限が何年かを公表していません。「認定カードの更新を行うことにより、カードおよびロゴの使用有効期限の延長が行えます」という記載にとどまります。こちらを持っている場合は、協会に直接確認するのが確実です。
生成AIパスポート側の扱いは生成AIパスポートに有効期限はある?に詳しく書きました。
更新するかどうかの決め方
私は普段、QAエンジニアとして働きながら業務にAIを入れる仕事をしています。その立場から見た判断の軸を書きます。
実務で効くのは、資格を持っていること自体より、判断の基準を持っていることです。社内でAIの使い方を聞かれたときに答えられるかどうかで、仕事の回り方が変わります。
そのうえで言うと、講習を受け続けること自体には意味があります。生成AIは半年で前提が変わる分野なので、年1回まとめて更新する機会があるのは、独学で追いかけるより手間が少ない形です。
一方で、ロゴも名刺も使わないなら、更新しないという選択は普通にあります。合格の実績は残るので、資格を取った意味が消えるわけではありません。知識の更新は書籍やニュースでもできます。
決め方としては、対外的に見せる場面があるかどうかが先で、知識の更新手段としてどうかが次、という順番になります。
受ける前に知っておくなら
これから受ける人にとっては、合格後にこの制度があることを先に知っておくほうが見通しが立ちます。
受験料は1級が一般11,000円、2級が一般8,800円です。そこに更新を続ける場合は年2,200円が加わる形になります。初年度だけで考えると見落としやすい部分です。
試験の中身と級の選び方は生成AIアドバイザー認定試験とは?、2級の出題範囲が変わった件は生成AIアドバイザー2級は難しくなった?にまとめています。日程と申込の締切はAIアドバイザーはいつ受けられる?で確認できます。
よくある質問
Q生成AIアドバイザーに有効期限はありますか?▼
資格そのものには期限がありません。協会は「合格された実績や、認定の結果として授与した証書は一生変わりません」としています。期限があるのは認定カードで、更新制度が設けられています。
Q更新にはいくらかかりますか?▼
年次更新の受講料は2,200円(税込)です。更新を忘れた場合の期間外更新は5,500円(税込)で、年次更新の2.5倍になります。金額は変わることがあるので、手続きの前に協会のページで確認してください。
Q更新しないとどうなりますか?▼
合格した実績と証書は残ります。できなくなるのは、名刺などにロゴを刷り込んで資格をアピールすることと、アップグレード講習会を受講することです。履歴書に取得年月と資格名を書くこと自体は、合格の実績として残ります。
Q更新の時期はいつですか?▼
受験した月が基準になります。協会は「受講するタイミングは、ご自身が資格を受験した月が基準となります」としていて、年に1度オンラインの講習会を受講する形です。2年間(年次更新を2回)受講すると、有効期限が2年延長された認定カードが新たに発行されます。
まとめ
- 期限があるのは資格ではなく認定カードとロゴの使用です
- 合格の実績と証書は一生変わりません(協会の公表)
- 年次更新は2,200円(税込)。忘れた場合の期間外更新は5,500円です
- ロゴを使う予定がないなら、更新しない選択もあります
試験の全体像は生成AIアドバイザー認定試験とは?へ。同じAI資格でも扱いが違うので、生成AIパスポートに有効期限はある?と並べて見ると分かりやすいです。合格後に何が届くかはAI資格に受かったら何が届く?にまとめました。
