応用情報は文系でも受かる?つまずくのは記述式の方

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🤔 こんな悩みはありませんか?
  • ✓プログラミングができないので不安
  • ✓計算問題が出ないか心配
  • ✓記述式が書けるか自信がない

基本情報でプログラミングに苦労した人は、その上の試験と聞くと身構えますよね。

結論からいうと、文系でも受かります。プログラムを書かせる試験ではありません。ただしつまずくのは計算ではなく、科目Bの記述式のほうです。

この記事では、何が問われるのか、文系がつまずく場所、どこから手をつけるかを紹介します。

ごんちゃん
この記事を書いた人:ごんちゃん
現役ITエンジニア10年(開発4年+QA/品質保証6年)/基本情報技術者 合格/現在はQAエンジニアとして、AIを活用した業務効率化を推進中。
ごんちゃん

計算で落ちる試験ではありません。止まるのは、書く側です。

目次

プログラムを書かせる試験ではありません

基本情報で科目Bのアルゴリズムに苦しんだ人は、その上の試験に同じものがあると思いがちです。応用情報はそこが違います。

科目A科目B
試験時間150分150分
出題数80問(全問解答)11問から5問を選んで解答
出題形式多肢選択式(四肢択一)記述式
基準点100点満点で60点100点満点で60点
出典:IPA「応用情報技術者試験」および試験要綱Ver.5.6(2026年10月の試験から適用)

注目したいのは科目Bの「11問から5問を選んで解答」という部分です。全部に答える必要がありません。

つまりプログラミング寄りの問題は選ばなくて済みます。基本情報の科目Bはアルゴリズムが必須でしたが、応用情報は選択制です。ここが文系にとっていちばん大きい違いになります。

基本情報との難易度の比較は応用情報は難しい?にまとめました。

計算では落ちません

数学が苦手だから無理ではないか、という心配がよく出ます。

科目Aは四肢択一が80問です。計算が必要な問題も出ますが、点の大半は知識を問う問題です。分からない問題でも4分の1は当たるので、計算を全部捨てても6割に届く余地があります。

科目Bも、計算させる分野を選ばなければ避けられます。11問のうち5問を選ぶので、得意な分野に寄せられます。

⚠️ 注意点:計算の代わりに用語の量があります
計算で落ちない代わりに、科目Aでは幅広い用語が問われます。技術からマネジメント、経営戦略まで入ります。短期間で詰め込む試験ではなく、量を少しずつ入れる試験だと考えてください。

数学が理由でIT系を避けている場合は、数学が苦手でもITパスポートは受かる?も参考になります。

本当につまずくのは記述式です

計算も選択肢も乗り越えたあとに、最後に残るのがここです。文系が本当に止まるのは科目Bです。

科目Bは記述式なので、選択肢から選ぶのではなく、自分で文章を書きます。知識があっても書けるとは限らないのが、この形式の難しさです。

私は普段、QAエンジニアとして働きながら、未経験のメンバーを見てきました。その経験から言うと、記述で止まる人には共通した形があります。

分かっているのに、何を書けば点になるのか分からないという状態です。問われているのは説明なのか理由なのか対策なのかが読み取れず、知っていることを並べて終わってしまいます。

たとえば「この構成の問題点を述べよ」と聞かれたときに、構成の説明を書いてしまう。知識は足りているのに、答えになっていません。

だから対策は、知識を増やすことより問われ方のパターンに慣れることになります。過去問で同じ形の設問を繰り返し見ると、何を書けばいいかが決まってきます。

具体的な書き方は応用情報の記述式(科目B)対策に整理しました。

苦手な科目を捨てられません

文系にとって、この試験でもうひとつ効いてくるのが合格基準の仕組みです。

科目Aと科目Bのそれぞれに基準点60点があります。合計点ではないので、科目Aを満点近くまで仕上げても、科目Bが59点なら不合格です。

つまり記述式が苦手だから選択式で補う、という逃げ方ができません。文系にとっては、ここがいちばん厳しい仕様になります。

📌逆に言えば:科目Bは5問で60点に届けばいい計算です。満点を取る必要はありません。部分点を積む前提で、書けるところを確実に書くほうが届きます。白紙を作らないことのほうが大事です。

基準点の詳しい読み方は応用情報は何割で合格?に書きました。

文系に向いている分野があります

科目Bが選択制だということは、戦い方を選べるということです。文系・非エンジニアにとって、ここは有利に働きます。

応用情報の科目Aは、技術だけでなくマネジメントや経営戦略まで範囲に入ります。システムを作る側の知識だけを問う試験ではありません。

この性格は科目Bにも出ます。プロジェクトの進め方や、業務の流れを整理する問題も選べる形になっています。技術の深い知識より、文章を読んで筋道を立てる力が効く分野です。

私は普段、QAエンジニアとして働いています。その経験から言うと、こうした分野で点を取れるのは必ずしも技術者ではありません。業務を説明したり、関係者と調整したりする仕事をしている人のほうが、問われていることを素直に読めます。

つまり文系の経験がそのまま使える分野があるということです。事務や企画の仕事で、手順を整理したり、問題点を文書にまとめたりしている人は、その作業がそのまま科目Bの答案に近い形になります。

⚠️ 注意点:選べるからといって技術を捨てられません
科目Bで技術系を避けられても、科目Aでは技術の用語が出ます。80問のうち技術分野が一定数あるので、まったく触らずに60点に届くのは難しいです。選べるのは科目Bだけだと考えてください。

科目Aで何が問われるかは応用情報の科目A対策に整理しています。

どこから手をつけるか

順番を決めないまま始めると、科目Bが最後に残ります。それが落ちる形です。

  • 科目Aの用語を先に入れる:科目Bの問題文を読むための土台になります
  • 科目Bの過去問を早めに1回見る:解けなくてよく、形式を知るためです
  • 選ぶ分野を2〜3つに決める:11問から5問なので、得意を先に決めておきます
  • 科目Aは後半に詰める:四肢択一なので直前でも伸びます

いちばん大事なのは3つめです。本番で11問すべてを読んでから選ぶと、それだけで時間を使います。あらかじめ選ぶ分野を決めておけば、読む量が減ります。

注意点として、選ぶ分野は2〜3つに絞らず、少し多めに用意しておくほうが安全です。本番でその分野が難しかった場合に、代わりが必要になります。

週単位の進め方は応用情報の独学スケジュール、科目Aの攻略は応用情報の科目A対策にあります。

日程から逆算すると、やることが決まります

文系・未経験の場合、何から手をつけるかより「いつまでに何を」のほうが効きます。令和8年度の日程で見てみます。

申込受付科目A試験科目B試験
前期2026年10月6日(火)10時〜11月7日(土)17時2026年10月28日(水)〜11月10日(火)2026年11月24日(火)〜12月6日(日)
後期2027年1月27日(水)〜2月16日(火)2027年2月6日(土)〜2月19日(金)2027年3月3日(水)〜3月15日(月)
出典:IPA「令和8年度 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の申込受付期間及び試験実施期間について」(2026年10月時点)

文系・未経験から始めるなら、前期は時間が足りないことが多いです。申込の締切が2026年11月7日で、科目A試験は11月10日まで。いまから始めて1か月で科目Aを仕上げるのは、用語の量を考えると厳しい計算になります。

現実的なのは後期を狙って半年かける形です。後期の科目A試験は2027年2月6日からなので、いまから数えると4か月あります。科目B試験はさらに約2週間後なので、記述の練習にも時間を回せます。

科目Aと科目Bのあいだが約2週間空くのも、文系には追い風です。科目Aを受けたあとに記述の練習だけに集中できる期間ができます。以前の一斉試験では同じ日に両方受けていたので、この使い方はできませんでした。

注意点として、応用情報は休止の対象外です。期限に追われずに後期を狙えるのは、2026年に限って言えば有利な点になります。

基本情報を飛ばしてもいいか

文系・未経験の人がよく迷うところです。2026年は事情が変わっています。

受験の順番に決まりはありません。どちらも受験資格に制限がないので、応用情報から受けられます。

そのうえで2026年に限った事情があります。基本情報は2026年12月28日以降に一時休止の予定で、応用情報は休止の対象外です。

つまり基本情報を経由する計画は、年内に基本情報を受ける必要があります。文系・未経験からだと準備に時間がかかるので、間に合わないなら応用情報に直接進むほうが現実的です。

ただし飛ばすと、科目Aで問われる技術の用語をゼロから覚えることになります。基本情報の範囲が土台になっているので、そのぶん量は増えます。時間があるなら経由したほうが楽です。

休止の全体像はITパスポート・基本情報の休止はいつ?にまとめました。基本情報からの期間の目安は基本情報から応用情報まで、どれくらいで届く?にあります。

よくある質問

Q応用情報技術者試験は文系でも受かりますか?▼
A

受かります。受験資格に制限はなく、プログラムを書かせる試験でもありません。科目Aは四肢択一が80問、科目Bは11問から5問を選んで記述する形です。ただし記述式があるぶん、文章にする練習は必要になります。

Qプログラミングはできないと無理ですか?▼
A

必須ではありません。科目Bは11問から5問を選べるので、プログラミング寄りの問題を避けることができます。ただし科目Aでは技術の知識も問われるので、用語を読める状態にはしておく必要があります。

Q基本情報を飛ばして応用情報を受けてもいいですか?▼
A

受けられます。どちらも受験資格に制限がないので順番は自由です。なお基本情報は2026年12月28日以降に一時休止の予定で、応用情報は休止の対象外です。年内に基本情報を受ける時間がないなら、応用情報に直接進む形も現実的です。

Q文系がいちばん苦労するのはどこですか?▼
A

科目Bの記述式です。知識があっても、言葉にして書けるとは限りません。しかも科目Aと科目Bのそれぞれに基準点60点があるので、記述式が苦手だからといって科目Aで補うことができません。

まとめ

  • 文系でも受かります。プログラムを書かせる試験ではありません
  • 科目Bは11問から5問を選べるので、苦手な分野を避けられます
  • つまずくのは記述式で言葉にするところです
  • 科目ごとに基準点60点があるので、苦手な科目を捨てられません

記述式の書き方は応用情報の記述式(科目B)対策へ。合格に必要な点は応用情報は何割で合格?、教材は応用情報の参考書おすすめ4選にまとめました。

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この記事を書いた人

ごんちゃんのアバター ごんちゃん 現役ITエンジニア

現役ITエンジニア(経験10年)。バックエンド開発4年・QA/SET6年、どちらもリーダー経験あり。基本情報技術者試験合格。未経験メンバーの育成経験から「教材選びで挫折させない」をテーマに、IT資格の教材と勉強法を現場目線でレビューしています。

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