生成AIパスポートの試験日を調べると、「10月1日から10月31日まで」のように1ヶ月まるごと書かれています。
それを見て、「1ヶ月もあるなら、その月に入ってから都合のいい日を選べばいいか」と思いませんでしたか。私は思いました。
ところが、その月に入ってから動くと、もう手遅れです。受験できる期間と、申し込める期間が、まったく別に動いているからです。
受けたい月が決まったら、逆算するのは前の月です。
受験期間は1ヶ月ありますが、申し込みの受付はその前に閉じています。試験は年5回。逃すと次まで2ヶ月空きます。自宅から受けられる形式なので、日程さえ外さなければ動きやすい試験です。
受験期間と申込期間を、並べて見てください
生成AIパスポートを運営している生成AI活用普及協会が公表している、2026年の日程です。左が受験できる期間、右が申し込める期間になります。
| 回 | 受験できる期間 | 申し込める期間 |
|---|---|---|
| 2月試験 | 2月1日 〜 2月29日 | 10月1日 〜 1月31日 |
| 4月試験 | 4月1日 〜 4月30日 | 2月1日 〜 3月31日 |
| 6月試験 | 6月1日 〜 6月30日 | 4月1日 〜 5月31日 |
| 8月試験 | 8月1日 〜 8月31日 | 6月1日 〜 7月31日 |
| 10月試験 | 10月1日 〜 10月31日 | 8月1日 〜 9月30日 |
(出典:生成AI活用普及協会 試験概要。受験期間はいずれも初日0時から末日23時59分まで)
右の列の太字を見てください。申込の締切は、すべて試験月に入る前の月末です。
10月に受けたいなら、9月30日までに申し込みを済ませておく必要があります。10月1日になってから「今月受けよう」と思っても、受付はもう閉じています。
この試験で気にする日付は、試験月ではなく「その前の月の末日」です。受験期間が1ヶ月あることに安心して、申込のほうを見落とすのがいちばん多い失敗だと思います。
2月試験だけ受付が10月1日から始まっていて、約4ヶ月と長めです。12月に試験が無いぶん、窓が広く取られているのだと思われます。逆に言えば、10月に受け損ねると次は2月まで空きます。
申し込んでから受験期間まで1〜2ヶ月あります。そこが勉強期間だと考えると、逆に計画は立てやすいです。
申し込んだあとは、1ヶ月のうち好きなときに受けられます
ここは素直に使い勝手のいいところです。受験期間に入ってしまえば、その月のどのタイミングで受けても構いません。初日0時から末日の23時59分までが受験できる時間として公表されています。
しかも実施方式はオンライン(IBT方式)です。会場に行く必要がなく、自宅から受けられます。会場の空きを取り合う必要も、遠出する必要もありません。
試験そのものの形はこうなっています。
60分で60問なので、1問あたりちょうど1分です。四肢択一が中心で、一部だけ複数選択が混じります。時間としては、極端に急かされる作りではありません。
受験料は11,000円(税込)、学生は5,500円(税込)です。会社などでまとめて受ける場合は、協会の会員なら20%、非会員でも10名以上なら10%の割引があると公表されています。職場の人と一緒に受けるなら、先に人数を確認しておくと安くなる可能性があります。
合格発表は、受験期間が終わってから1ヶ月以内に会員ページで知らされます。試験月の末日まで受けられる関係で、早く受けても結果が早く出るわけではない点は覚えておいてください。
申し込む前に、教材の版だけ確かめてください
もう一つ、日程と一緒に見ておいたほうがいいことがあります。
この試験は、出題範囲にあたるシラバスが毎年2月を基本として、年1回以上の頻度で改訂されると公表されています。現行版は第4版(2026年2,4,6,8,10月試験向け)です。
つまり、年をまたぐと範囲が変わる前提の試験だということです。書店に並んでいる本が今の版に対応しているとは限りません。ここは金額よりも先に確認したほうがいいところで、詳しくは生成AIパスポートのテキストはどれ?に書き分けの見分け方をまとめました。
過去問についても事情があります。公式には公開されていないので、市販の問題集が頼りになるのですが、そこにも版の問題がついて回ります。状況は生成AIパスポートの過去問に整理しました。
AIを仕事で使っている側から見た、受ける時期の決め方
私は今、QAエンジニアとして働きながら、AIを使った業務効率化を進めています。その立場から、この試験をいつ受けるかについて一つだけ書いておきます。
この分野は動きが速く、去年の常識が今年は古いということが普通に起きます。実務でも、半年前に決めた使い方を見直すことが何度もありました。
だから、シラバスが年1回以上改訂されるのは面倒に見えて、この分野では妥当な設計だと思っています。そして受ける側から言うと、結論は単純です。取ると決めたなら、早い回で取ったほうがいいです。先送りするほど、覚え直す量が増えます。
本音を言うと、この手の資格は「完璧に理解してから」を待つと一生受けません。範囲が動くので、待つほど不利になります。
うーんなところ:自宅受験なのに、日程の自由は少ない
正直に書くと、この日程の組み方はちぐはぐに感じます。自宅から受けられるのに、実施は年5回で、しかも申し込みは1〜2ヶ月前に締め切られる。会場を押さえる必要がないのだから、もっと自由でもよさそうなものです。
結果として、思い立ってすぐ受けることができません。「来週あたり受けてみるか」ができる試験ではないので、そこは期待しないでください。
それと、合格発表が受験期間の終了後というのも待ち時間が長く感じます。月初に受けた人は、結果を知るまで2ヶ月近く待つ計算です。転職や社内の申請に使う予定があるなら、この待ち時間を見込んで逆算しておいたほうが安全です。
申し込みを決めたら、次にやること
順番を整理します。
カレンダーに入れるのは試験月ではなく、締切のほうです。
10名以上なら割引の対象になります。ひとりで申し込む前に一度確認を。
申込から受験期間までの1〜2ヶ月が、そのまま勉強期間になります。
範囲が毎年動く試験なので、どこまでやるかを決めてもらえること自体が時間の節約になります。対応している範囲と進め方は公式ページで確認してみてください。
アガルート 生成AIパスポート試験「合格総合講義」10,780円(税込)。範囲をひととおり通す構成で、合格したときの特典もあります(適用条件は公式ページでご確認ください)。
アガルート 生成AIパスポート 合格総合講義を見る(公式サイト)※日程・受験料・シラバスの版は2026年8月時点の公式ページの記載です。変更される場合があるので、申し込み前に必ず公式ページでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、リンクから申し込みがあった場合に紹介料を受け取ることがあります。
よくある質問
Q生成AIパスポートは年に何回受けられますか?▼
年5回です。2026年は2月、4月、6月、8月、10月に実施され、それぞれ月の初日0時から末日23時59分までが受験できる期間になっています。12月には実施がないため、10月の回を逃すと次は2月まで空きます。
Q試験月に入ってから申し込めますか?▼
申し込めません。受付は試験月に入る前の月末で締め切られます。たとえば10月試験の受付は8月1日から9月30日まで、8月試験の受付は6月1日から7月31日までです。2月試験だけは10月1日から1月31日までと長めに取られています。受験できる期間が1ヶ月あることと、申し込める期間は別に動いているので注意してください。
Q自宅から受けられますか?受験料はいくらですか?▼
オンラインでの実施でIBT方式なので、自宅から受けられます。会場に行く必要はありません。受験料は11,000円(税込)、学生は5,500円(税込)です。団体で受ける場合は、協会の会員なら20%、非会員でも10名以上なら10%の割引があると公表されています。
Q合格発表はいつですか?▼
受験期間が終了してから1ヶ月以内に、会員ページで知らされます。受験期間は月末まであるので、月初に受けた場合は結果が分かるまで2ヶ月近くかかる計算です。転職や社内の手続きに使う予定があるなら、この待ち時間を見込んで逆算しておくと安全です。
まとめ
この試験でいちばんもったいないのは、勉強が足りなくて落ちることではなく、受けられる月に申し込みが終わっていることです。逃すと2ヶ月、時期によっては4ヶ月空きます。
そもそもこの資格が自分に合っているか確かめたい方は生成AIパスポートとは?から。難易度が気になる方は生成AIパスポートの難易度に合格率の推移をまとめました。他のAI資格と比べたい方はAIの資格はどれを取るべき?をどうぞ。
