「基本情報の計算問題って電卓使えるの?」「簿記みたいに持ち込みOKだったら助かるんだけど……」——受験日が近づいて持ち物を調べ始めた方が、必ず一度は検索する疑問です。
こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです(基本情報技術者 合格)。先に結論を言うと、電卓は持ち込みも使用もできません。ただ、安心してください。この試験は電卓なしで解ける前提で作られていて、必要なのは「電卓の代わりになる計算のコツ」だけ。この記事で全部お伝えします。
実は「電卓が使えなくて落ちた」という人、見たことがありません。理由も含めて解説しますね。
【受験予定の方へ・重要】基本情報技術者試験は、試験システムの入れ替えのため2027年1月以降に一時休止される予定です。受験できるのは概ね2026年内まで(会場により時期は前後します)。具体的な実施スケジュールは2026年秋にIPAが発表予定です。年内合格を目指すなら、試験日の確保を先に。(出典:IPA)詳しくは試験休止まとめへ。
基本情報技術者試験に電卓は持ち込める?【結論:持ち込み・使用ともに不可】
IPA(試験の実施団体)の案内で、基本情報技術者試験(CBT方式)では電卓の持ち込み・使用はできないとされています。簿記検定のように「電卓持参」の文化がある試験と混同しやすいのですが、基本情報は真逆で、計算道具は一切持ち込めません。
では計算はどうするかというと、会場で貸与されるメモ用具を使って手書きで行います。自分でメモ用紙や筆記用具を用意する必要はありません(むしろ私物は使わない運用です)。貸与や返却のしかたなど細かい部分は会場によって案内が異なるので、当日はスタッフの指示に従えば大丈夫です。
当日の持ち物全体(本人確認書類など)と受付から退室までの流れは、基本情報の当日の流れ・持ち物の記事にまとめています。電卓以外の持ち物が不安な方はあわせてどうぞ。
電卓なしでどう計算する?試験で使える3つのコツ
「電卓なしで計算問題なんて無理」と感じるかもしれませんが、実は逆です。電卓が禁止されているからこそ、問題は手計算で解ける範囲に収まっています。作問側も電卓なしの前提で作っているわけです。私が後輩に教えてきたコツは3つあります。
コツ①:正確に計算せず「概算」で選択肢を絞る
基本情報の計算問題は選択式です。そして多くの場合、選択肢どうしの値が大きく離れています。つまり「だいたい2,000くらい」まで分かれば答えが選べる問題が多い。240×98のような計算が出たら、私なら「240×100=24,000より少し小さい」で処理します。筆算で正確に解くのは、選択肢が近いときだけで十分です。
コツ②:2進数・単位換算は「計算」ではなく「手順」で覚える
基本情報らしい計算といえば2進数の変換やビット・バイトの単位換算ですが、これは数学というより決まった手順の作業です。「2で割って余りを並べる」「1024倍ずつ桁が上がる」といった手順を体で覚えてしまえば、電卓の出番はそもそもありません。ここは慣れの世界なので、過去問での反復が一番効きます。
コツ③:「きれいな数字になる」性質を利用する
手計算前提の試験なので、途中の割り算が延々と割り切れない、といった意地悪な問題はまれです。計算がぐちゃぐちゃになってきたら、解き方を間違えているサインだと思ってください。これは本番での軌道修正にも使える感覚です。
本音を言うと、計算力より「概算で済ませる割り切り」のほうが合否に効きます。真面目な人ほど筆算で時間を溶かしがちなので。
計算問題は「全部解けなくていい」——時間配分の考え方
もうひとつ大事な前提を。科目Aの中心は知識問題で、計算問題は一部です。つまり計算が苦手でも、知識問題を確実に取れば十分に戦えます。私が後輩に伝えていたのは「計算問題は2分考えて方針が立たなければ、いったん飛ばして最後に戻る」というルール。1問に固執して時間切れになるのが一番もったいない失敗です。
計算問題への慣れは、無料の過去問道場での反復が最短です。分野を絞って計算系の問題だけ集中的に解く使い方は、科目Aの勉強法の記事で詳しく書いています。
よくある質問
Qスマホの電卓アプリやスマートウォッチなら使えますか?▼
使えません。電卓に限らず、私物を試験室で自由に使える運用ではありません。持ち込み品の扱いは会場ごとに案内があるので、当日はスタッフの指示に従ってください。
Qメモ用紙は自分で持ち込めますか?▼
メモ用具は会場で貸与されるものを使います(IPAの案内)。自分で用意する必要はなく、計算やメモはすべて貸与品で行うと考えておけば大丈夫です。
Q電卓なしだと、計算が苦手な文系には不利ではないですか?▼
心配いりません。問題は電卓なしで解ける前提で作られており、必要なのは四則演算と概算くらいです。高度な数学は出ませんし、計算問題自体が一部なので、知識問題で十分カバーできます。
Q簿記と併願する予定です。電卓のルールを混同しそうで不安です。▼
覚え方はシンプルで、「簿記は電卓必須、基本情報は電卓禁止」と正反対です。試験ごとに持ち物ルールは違うので、受験前に必ずその試験の公式案内を確認する習慣をつけておくと安心です。
まとめ:電卓の心配より、概算の練習を
この記事のまとめ
- 電卓は持ち込み・使用ともに不可(IPAの案内)。計算は会場貸与のメモ用具で手書き
- 問題は電卓なしで解ける前提。概算・手順化・「きれいな数字になる」性質で乗り切れる
- 計算問題は一部なので、固執せず飛ばす勇気を。知識問題の確実さが合否を分ける
- 受験できるのは概ね2026年内まで(休止は2027年1月以降の予定)。試験日の確保はお早めに
