「基本情報を受けよう」と決めたあと、意外とつまずくのが申し込みです。国家試験なのに願書も試験日一覧もなく、「で、どこから申し込むの?」となった方、正常です。
こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです(業界歴10年・基本情報技術者 合格)。基本情報はCBT方式(パソコンで受験)の通年実施で、自分で会場と日時を選んで予約する方式です。この記事で、申し込みの全手順と「枠が取れないとき」の対処をまとめます。
先に大事な訂正を1つ。「基本情報の申込はプロメトリックで」という情報がネット上に見られますが、現在の窓口は「CBT-Solutions(株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ)」の受験者ポータルサイトです。この記事はCBT-Solutions公式の情報に基づいて解説します。
申し込みは意外とかんたん。30分もあれば試験日が決まります。
【重要】基本情報技術者試験は一時休止が予定されています(システム移行の延期により、休止は2027年1月以降の見込み。2026年内は受験可能です)。年末に近づくほど駆け込みで枠が埋まりやすくなると予想されます。この記事を読み終わったら、その足で予約まで済ませるのがおすすめです。(出典:IPA)休止の詳細はこちらの記事へ。
申し込みの全体像:5ステップ
基本情報技術者試験の申し込みは、CBT-Solutionsの受験者ポータルサイトから行います(ITパスポートとは別サイトなので注意)。流れはこの5つです。
| ステップ | やること | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| ①アカウント作成 | 受験者ポータルサイトのアカウントを登録(無料) | 10分 |
| ②試験予約 | 会場・日時の空席を検索して予約 | 10分 |
| ③支払い | 受験料7,500円(税込)をクレジットカード等で支払い | 5分 |
| ④予約確認 | 確認メール・予約内容の控えを保存 | 2分 |
| ⑤当日 | 本人確認書類を持って会場へ | — |
つまり、思い立ってから30分後には試験日が確定しているということ。順に見ていきます。
ステップ①:受験者ポータルサイトのアカウントを作る
CBT-Solutionsの基本情報技術者試験ページから、受験者用のアカウントを無料で作成します。氏名・生年月日・メールアドレスなどを登録するだけです。
ひとつだけ注意。氏名は本人確認書類と完全に一致させてください。当日、会場で本人確認書類と照合されるので、旧姓や通称で登録すると受験できないおそれがあります。
ステップ②:会場と日時を予約する
アカウントでログインし、受けたいエリアの会場と日時の空席を検索します。科目A(90分)と科目B(100分)は別日で予約することができず、必ず同日連続で受験する仕組みです(公式サイトで明記)。
予約のコツは3つ。
- 週末は早く埋まる。土日希望なら1ヶ月以上先を見る
- 時間帯は午前がおすすめ。頭が疲れる前に100分の科目Bと戦えます
- 「仕上がってから予約」は罠。締切がないと仕上がりません。勉強開始1ヶ月目での予約を推奨します(理由はスケジュール記事で)
ステップ③〜④:支払いと予約確認
受験料は7,500円(税込)。クレジットカードなどのオンライン決済で支払うと予約が確定し、確認メールが届きます(出典:IPA)。メールは当日まで保存を。会場の住所・入室時刻はここに書いてあります。領収書は受験者ポータルサイトのマイページから出力でき、発行後1年間ダウンロードできます。
ステップ⑤:当日の持ち物と流れ
持ち物は実質1つ、本人確認書類です(パスポート・運転免許証・マイナンバーカード・在留カード・身体障害者手帳など顔写真付きのもの1点)。筆記用具や電卓は不要で、メモ用具は会場で貸与されます。指定時刻までに受付を済ませ、ロッカーに荷物を預けて入室、という流れです。
QAエンジニアとしてのひとことを添えると、本番環境の下見は品質を上げます。会場の場所と所要時間は前日までに調べて、当日は30分前到着を目標にしてください。試験は道に迷った時点で始まっています。
変更・キャンセルはできる?
予約の変更(会場・受験日・受験開始時間)は試験日の3日前までマイページから可能です。受験日2日前〜当日は変更できません。なお申込後のキャンセルによる受験料の返還はできません(公式サイトで明記)。体調不良や仕事の都合が読めない方も、とりあえず予約→必要なら変更、が使える設計です。
ただし2026年後半は要注意。変更先の枠が空いている保証がありません。休止前の最終盤(11〜12月)は「変更したら年内の枠がなかった」がありえるので、変更前に必ず空席を確認してから手続きしてください。
「枠が取れない」ときの対処法4つ
- ①平日枠を狙う:土日から埋まります。有休が使えるなら平日は狙い目
- ②検索範囲を広げる:隣の市・隣県の会場まで広げる。往復2時間の遠征で年内合格が買えるなら安いものです
- ③キャンセル拾い:直前は変更・キャンセルで枠が戻ることがあります。数日おきに空席検索を
- ④受験月を前倒す:12月が満席でも10〜11月なら空いていることが多いはず。むしろ前倒しのほうが再挑戦の余地も残ります
落ちたら?再受験のルールと年内リベンジ戦略
基本情報には再受験の間隔ルール(いわゆるリテイクポリシー)があり、前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降でないと、次の受験日を指定できません(例:4月1日に受験したら、次に受けられるのは5月2日以降)。ただし前回の試験を欠席した場合、この制限は適用されません。
これを2026年の年内締切に当てはめると、逆算はこうなります:12月に初受験だと、落ちたら年内の再挑戦はほぼ不可能。11月上旬までに初回を受ければ、12月に2回目のチャンスが残る。試験日を選ぶときは「落ちた場合の2回目」まで含めて設計するのが、2026年の賢い戦い方です。
よくある質問
Q学割はありますか?▼
ありません。受験料は一律7,500円(税込)です。なお勤務先や学校によっては受験料補助・報奨金制度があることも多いので、先に確認しておくと嬉しい誤算があるかもしれません。
Q領収書は出ますか?▼
受験者ポータルサイトのマイページから発行できます(発行後1年間ダウンロード可能)。会社精算する方は、宛名の規定などを勤務先に確認してから発行しましょう。
Q遅刻したらどうなりますか?▼
試験開始時刻から80分以内なら入室可能です。ただし遅れた時間ぶん試験終了時刻が延びることはなく、80分を超えると受験できず受験料も返還されません。安全のためにも30分前到着で組んでください。
Q科目A免除制度って何ですか?▼
IPA認定の講座を受講し修了試験に合格すると、合格から1年間科目A試験が免除される制度です。これから独学で始める方は気にしなくてOKですが、認定講座を受講中の方は自分が対象か確認してみてください。
年末は席が埋まりやすいので、読み終わったらその足で予約しちゃいましょう。
まとめ:予約は30分で終わる。今日やろう
この記事のまとめ:①申し込みはCBT-Solutionsの受験者ポータルサイトから5ステップ・約30分 ②受験料7,500円(税込)、科目A・科目Bは同日連続受験 ③週末枠は早く埋まる。仕上がりを待たず予約する ④再受験は前回受験日の翌日から30日を超えた日以降というルールがあるので、初回は11月上旬までが安全 ⑤現行制度で受けられるのは概ね2026年内まで(休止は2027年1月以降の見込み)。予約という椅子取りゲームは、もう始まっています。
