「ITの資格って、数学できないと無理なんでしょ?」「高校の数学で挫折した自分に受かるのかな」——ITパスポートを調べ始めた文系の方から、本当によく聞く不安です。
こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです。先に安心してほしいのですが、ITパスポートは数学の試験ではありません。この記事では、実際に出る計算問題の種類とレベル、苦手な人の戦い方を正直に解説します。
サイン・コサインも微分積分も出ません。必要なのは、ほぼ足し算・引き算・掛け算・割り算です。
結論:数学が苦手でも合格できます。理由は3つ——①計算問題は全体の一部だけ ②レベルは中学までの四則演算が中心 ③頻出パターンの型を覚えれば解ける。満点ではなく合格基準(1,000点満点中600点)を取る試験なので、どうしても無理な計算は捨てる戦略も成立します。
【受験予定の方へ・重要】ITパスポート試験は、試験システムの入れ替えのため2027年1月以降に一時休止される予定です。受験できるのは概ね2026年内まで(会場により時期は前後します)。詳しくは試験休止まとめへ。
実際に出る「計算っぽい問題」はこの3種類
| 種類 | 例 | 使う数学 |
|---|---|---|
| お金の計算(ストラテジ系) | 売上・費用から利益を求める、損益分岐点 | 四則演算 |
| 割合・比率(マネジメント系) | 進捗率、稼働率、可用性 | 割り算とパーセント |
| データの基礎(テクノロジ系) | 2進数、データ量の単位換算 | 掛け算と位取りの考え方 |
見てのとおり、方程式すらほとんど登場しません。「数学」というより「算数+考え方」です。それでも身構えてしまうのは、2進数のような見た目が数学っぽい未知の概念のせい。これは数学力ではなく「慣れ」の問題で、パターンを3〜4回解けば手が覚えます。
苦手な人の戦い方3つ
①公式の暗記ではなく「意味」から入る
「稼働率=動いていた時間÷全体の時間」のように、出てくる式はどれも日本語にすると当たり前の内容です。式を覚えるのではなく、日本語で言えるようにすると、忘れても自力で組み立てられます。
②頻出パターンだけ繰り返す
計算問題は出るパターンがだいたい決まっています。過去問道場で「計算を含む問題だけ」を集中的に回すと、10問も解けば「またこの形か」に変わります。全種類を網羅しようとせず、頻出だけでOKです。
③どうしても無理な問題は「捨てる」——ただし条件つき
合格基準は総合1,000点満点中600点以上、かつ3分野それぞれで基準点(各300点)以上(IPA公表の仕様)。つまり満点は不要で、苦手な計算問題を数問落としても合格できます。ただし「テクノロジ系を丸ごと捨てる」のような分野ごとの放棄は、分野別基準に引っかかるのでNG。捨てるのは「問題単位」まで、が鉄則です。
現役エンジニアでも、暗算が苦手な人は普通にいます。実務で大事なのは計算力ではなく「どの数字を見るべきか」がわかること。ITパスポートの計算問題も同じで、問われているのは計算力ではなく読み取りです。
文系向けの教材選び
数学アレルギーの度合いで、入口を変えるのがおすすめです。
- 軽度(読めば分かりそう):イラスト多めの定番テキストで十分(→テキストおすすめ5選)
- 重度(数字を見ると閉じたくなる):動画講義で「人が解くところ」を見るのが早い。計算の手順は、文字で読むより見るほうが圧倒的に伝わります
動画で入るなら、月額1,078円〜のオンスク.JPが試しやすい選択肢です。講義が短く区切られているので、「計算回だけ繰り返し見る」使い方もできます。
本音を言うと、「数学が苦手だから」で諦めた人の大半は、実物の過去問を1問も見ていません。1問見れば「あ、これなら」に変わりますよ。
よくある質問
Q電卓は使えますか?▼
使えません。ただし手計算で解ける桁数に収まるよう作られているので、複雑な筆算が要求されることはありません。
Q2進数がどうしても分かりません▼
「10進数は10で桁が上がる、2進数は2で桁が上がる」——これだけの話です。数直線やお金(1円玉と2円玉しかない世界)に置き換えた説明を1本見ると、多くの人が数分で腑に落ちます。理解より「慣れ」です。
Q計算問題を全部捨てても受かりますか?▼
おすすめしません。計算問題は複数分野に散らばっているので、全部捨てると分野別の基準点を割るリスクが出ます。「頻出パターンは取る・初見の複雑な問題は捨てる」の使い分けが安全です。
まとめ
まとめ
- ITパスポートは数学の試験ではない。計算は四則演算中心で、出るパターンも決まっている
- 「意味から入る・頻出だけ回す・問題単位で捨てる」が苦手な人の戦い方
- 数字アレルギーが強い人は、動画で「解くところを見る」入口が早い
