応用情報の前期と後期の違い|中身は同じ、では何で選ぶ?

当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています

この記事の要点

前期と後期で違うのは、時期だけです。

出題数も合格基準も難易度も、前期と後期で作り分けられてはいません。IPAが公表した令和8年度の日程を並べたうえで、では何を基準に選ぶのかを整理しました。

「応用情報、前期と後期どっちで出せばいいんだろう」——申し込みの画面を開く前に、ここで止まっている方は多いと思います。片方が受かりやすいなら、そっちにしたい。当然です。

先に結論を言ってしまうと、受かりやすい側はありません。IPAが出している令和8年度(2026年度)の日程を前期・後期で並べると、動いているのは時期だけでした。

こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです(基本情報技術者 合格 ※旧制度)。IPAの発表は継続して追いかけています。この記事では、公表されている日程をそのまま並べたうえで、「では何で選ぶのか」を受験者目線で整理します。

ごんちゃん
この記事を書いた人:ごんちゃん
現役ITエンジニア10年(開発+品質保証)/基本情報技術者 合格。IPA・経産省の公式発表を継続ウォッチしています。
ごんちゃん

「どっちが受かりやすいか」ではなく「どっちなら仕上がるか」で決める話になります。

✅ 結論だけ先に
✔ 前期と後期で違うのは日程だけ。出題数・試験時間・合格基準は同じ
✔ 前期は科目Aが2026年10月28日から、後期は2027年2月6日から。約3ヶ月ちがう
✔ 選ぶ基準は「今から1日どれだけ机に向かえるか」。目安の200〜300時間が入るほうを選ぶ
✔ 落とし穴は3つ。申込は試験開始後も開いている/科目AとBが2週間空く/高度・支援士だけ締切が2週間早い
目次

まず、前期と後期の日程を並べます

IPAが公表している令和8年度(2026年度)の応用情報技術者試験の日程です。

← 横にスクロールできます →
前期 後期
申込2026年10月6日(火)10時
〜11月7日(土)17時
2027年1月27日(水)
〜2月16日(火)
科目A2026年10月28日〜11月10日2027年2月6日〜2月19日
科目B2026年11月24日〜12月6日2027年3月3日〜3月15日
成績照会2027年1月頃2027年5月頃
合格発表2027年2月頃2027年6月頃
(出典:IPA「令和8年度 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の申込受付期間及び試験実施期間について」)

この表で先に押さえてほしいのは、科目Aと科目Bが別の期間に行われるという点です。1日で午前・午後を通す形ではなくなりました。前期なら科目Aが11月10日までで、科目Bは11月24日から。間に2週間ほど空きます

受験料は7,500円とIPAが案内しています。前期・後期で金額に差はありません。

※価格は2026年9月時点の調査によるものです。変動する場合があるので、申込時は必ず公式ページでご確認ください。

中身は同じです——「受かりやすい回」は用意されていない

🎯この章の要点:前期と後期は「別の試験」ではなく「同じ試験の別の開催回」。選ぶ理由は難易度ではなく、自分の都合になります。

日程表を眺めていると気づきますが、変わっているのは日付の列だけです。IPAは出題形式・出題数・試験時間・合格基準について、前期と後期で分けた発表をしていません。試験範囲も同じです。

つまり「前期のほうが簡単」「後期は難化する」といった作り分けは、制度上そもそも存在しないということになります。春期・秋期と呼ばれていた時代も同じでした。呼び方が前期・後期に変わっただけで、この考え方は引き継がれています。

ここまで分かると、迷いどころが変わります。「どっちが得か」を探しても答えは出ません。探すべきは「どっちなら自分が仕上がるか」です。

では何で選ぶか——今日から逆算してみる

判断材料は1つだけです。目安とされる勉強時間が、残り日数に入るかどうか

応用情報は、一般に200〜300時間程度が目安と言われます(もともとの知識量で大きく変わるので、あくまで目安です)。これを残り日数で割ってみます。

← 横にスクロールできます →
科目Aまでの残り 200時間なら 300時間なら
前期
2026年10月28日
約8週間1日 約3.6時間1日 約5.4時間
後期
2027年2月6日
約22週間1日 約1.3時間1日 約2.0時間
(2026年9月上旬を起点にした概算です)

数字にすると、判断はかなりはっきりします。

前期は、1日3〜5時間を8週間続けられる人の選択肢です。学生の方、育休や転職の合間で時間がまとまって取れる方、あるいは基本情報に合格したばかりで知識が新しいうちに畳みかけたい方なら、現実的なラインに入ってきます。

後期は、1日1〜2時間で積む人の選択肢です。フルタイムで働きながら、平日は通勤時間と夜に1時間ずつ、休日に少し多めに——という形なら、後期のほうが素直に届きます。私が現場で後輩の学習計画を見てきた限りでも、働きながらの人が「1日3時間」を8週間続けられた例はかなり少ないです。最初の2週間は走れても、そこから息切れします。

ごんちゃん

無理な計画で前期に出して落ちると、受験料も8週間も失います。後期に出して確実に仕上げるほうが、結果的に早いことは普通にあります。

前期を選ぶ理由・後期を選ぶ理由

難易度に差がないぶん、選ぶ理由は生活側にあります。整理するとこうなります。

前期(2026年10〜12月)を選ぶ理由

  • 年内に決着をつけたい。2026年内に受験を終えられるのは前期だけです
  • 基本情報に受かった直後で、知識が抜ける前に続けて受けたい
  • 年末年始に勉強時間を取れる見込みが薄く、年内に押し込んだほうが確実

後期(2027年2〜3月)を選ぶ理由

  • 1日1〜2時間ペースでしか積めない。ここが最大の判断軸です
  • 年末の繁忙期がある。11月〜12月に試験を置きたくない
  • 前期の科目Bが11月24日〜12月6日と、業種によっては動きにくい時期に当たる

うーんなところ:後期は結果が出るのが遅い

後期を選ぶと、合格発表は2027年6月頃になります。前期なら2027年2月頃です。会社の資格手当や昇格要件のために取るなら、この4ヶ月の差が効いてくることがあります。「いつまでに合格証が必要か」が決まっている人は、そこから逆算してください。

見落としやすい日程の3点

日程表を普通に読むと見落とすところが3つあります。

1. 申込は、試験が始まったあとも開いている

前期の科目Aは10月28日から始まりますが、申込は11月7日まで開いています。「試験が始まる前に締め切られる」と思い込んで焦る必要はありません。ただし、次に書く高度試験は別なので注意してください。

2. 科目Aと科目Bの間が2週間空く

前期なら科目Aが11月10日まで、科目Bが11月24日から。この2週間をどう使うかで結果が変わります。科目Aを受け終えてから科目B対策に全振りできる、と考えると設計しやすくなります。1日で通していた紙の時代にはなかった時間です。

3. 高度試験・支援士だけ、締切が2週間早い

前期の申込締切は応用情報が11月7日ですが、高度試験と情報処理安全確保支援士試験は10月24日です。応用情報と高度試験を両にらみしている方は、早いほうの締切に合わせて動く必要があります。ここは実際に取り違えやすいところです。

📌見落としやすいところ:締切は試験ごとに違います。応用情報の日付だけ覚えて動くと、高度試験のほうを取りこぼします。

前期がだめだった場合、後期に回れるのか

ここが一番聞かれるところだと思います。日程を並べると、少し際どいことが分かります。

  • 前期の成績照会が2027年1月頃
  • 後期の申込が2027年1月27日〜2月16日
  • 前期の合格発表が2027年2月頃

後期の申込期間と、前期の結果が出る時期が重なっています。つまり「前期の合格発表を確実に見てから後期を申し込む」という動き方は、間に合わない可能性があります。

現実的な対処はひとつです。前期を受けたら、後期も受けるつもりで申込期間を予定に入れておく。合格していれば申し込まなければいいだけです。逆に「発表を待ってから考えよう」と構えていると、締切に間に合わないおそれがあります。

なお応用情報は、ITパスポート・基本情報・情報セキュリティマネジメントのような休止の対象ではありません。2027年前半にIPAの試験が止まる中で、後期(2027年2〜3月)は実施される予定です。この点は後期を選ぶ側にとって安心材料になります。

前期・後期のどちらを選んでも、やることは「科目Aまでに科目Aを仕上げる」で共通です。独学で計画を引ける人はそのままで問題ありません。逆に「何から手をつけるか」で毎回止まるなら、順番が決まっている講座に乗るほうが早いことがあります。

資格スクエア(Shikaku Pass) 応用情報技術者講座
約20時間の講義+500問以上の問題演習|科目B(記述式)対策に特化
こんな人に:前期に間に合わせたいが、何から手をつけるかで止まっている人
資格スクエアの応用情報技術者講座を見る
👆 タップで公式ページ(応用情報技術者講座)が開きます
※6か月コース72,600円/12か月コース108,900円(いずれも税込)。価格は2026年7月時点の調査によるものです。変動する場合があるので、申込時は販売ページでご確認ください。

よくある質問

Q前期と後期で、難易度は違いますか?
A

違いません。IPAは前期・後期で出題形式・出題数・試験時間・合格基準を分けて発表しておらず、試験範囲も同じです。どちらかが受かりやすくなるような作り分けはされていません。

Q前期と後期、どちらを選ぶべきですか?
A

残り日数に勉強時間が入るかで決めてください。目安とされる200〜300時間を、前期(科目Aまで約8週間)なら1日3.6〜5.4時間、後期(約22週間)なら1日1.3〜2.0時間で割ることになります。働きながらなら後期のほうが現実的です。

Q科目Aと科目Bは同じ日に受けるのですか?
A

別の期間です。令和8年度前期なら科目Aが2026年10月28日〜11月10日、科目Bが11月24日〜12月6日で、間に2週間ほど空きます。1日で午前・午後を通す形ではなくなりました。

Q申込は試験が始まる前に締め切られますか?
A

応用情報は締め切られません。前期は科目Aが10月28日に始まりますが、申込は11月7日17時まで開いています。ただし高度試験と情報処理安全確保支援士試験は10月24日締切で、2週間早いので注意してください。

Q前期に落ちたら、後期はすぐ申し込めますか?
A

日程上は、後期の申込期間(2027年1月27日〜2月16日)と前期の結果が出る時期が重なります。合格発表を待ってから申し込むと間に合わないおそれがあるため、前期を受けたら後期の申込期間も予定に入れておくのが安全です。

まとめ

まとめ:応用情報の前期と後期で違うのは時期だけです。出題数も合格基準も同じなので、「受かりやすい回」を探しても答えは出ません。決め手は1日どれだけ机に向かえるか。1日3時間出せるなら前期、1〜2時間なら後期が現実的です。申込は試験開始後も開いていること、科目AとBが2週間空くこと、高度試験だけ締切が2週間早いことの3点だけ押さえておいてください。

日程が決まったら、次は申し込みの手順です。CBTになって何が変わったのかを先に把握しておきたい方は応用情報はCBTでどう変わる?もあわせてどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ごんちゃんのアバター ごんちゃん 現役ITエンジニア

現役ITエンジニア(経験10年)。バックエンド開発4年・QA/SET6年、どちらもリーダー経験あり。基本情報技術者試験合格。未経験メンバーの育成経験から「教材選びで挫折させない」をテーマに、IT資格の教材と勉強法を現場目線でレビューしています。

目次