応用情報はCBTでどう変わる?方式・時期・科目名の変更点

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🤔 こんな悩みはありませんか?
  • ✓応用情報もITパスポートのように休止するの?
  • ✓応用情報のCBT化で、試験の何が変わる?
  • ✓今の教材や過去問がそのまま使えるか知りたい

試験の形が変わると聞くと、勉強のやり方まで変えないといけないのか心配になりますよね。

結論からいうと、応用情報は休止しません。ただし、紙の試験からCBT(パソコンでの受験)に変わります。出題形式や試験時間、合格基準は変わらないので、今の教材や勉強はそのまま使えます。科目Bの記述式は、キーボードで入力することになります。

この記事では、CBT化で変わること・変わらないこと、受けられる時期を紹介します。

ごんちゃん
この記事を書いた人:ごんちゃん
現役ITエンジニア10年(開発+品質保証)/基本情報技術者 合格。IPA・経産省の公式発表を継続ウォッチしています。
ごんちゃん

「方式が変わる」だけで「試験の中身は変わらない」のがポイント。過度に身構える必要はありません。

目次

変わること:方式・実施時期・科目名

🎯この章の要点:変わるのは「受け方」と「名前」。年2回のリズムは(名前を変えて)続く。
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〜2025年度2026年度〜
方式紙(ペーパー方式)CBT(パソコン受験)
実施春期(4月)・秋期(10月)の年2回・1日前期(2026年11月頃)・後期(2027年2月頃)、一定期間内の複数日で実施
科目名午前試験/午後試験科目A試験/科目B試験

1日限りの一斉試験から、期間内の複数日から選んで受ける方式になるのが実務的に大きい変化です。仕事の都合と調整しやすくなり、「試験日に出張が入って詰んだ」が起きにくくなります。基本情報のCBTを経験した身としては、素直に受験者に優しい変更だと感じます。

前期と後期は、何が違うのか

春期・秋期が前期・後期という呼び方に変わりましたが、単に名前が変わっただけではありません。申し込みの時期も、試験を受ける期間も、結果が出る時期も、それぞれ別に決まっています。

IPAが公表している令和8年度(2026年度)の日程を、前期と後期で並べます。応用情報技術者試験の場合です。

前期 後期
申込2026年10月6日(火)10時
〜11月7日(土)17時
2027年1月27日(水)
〜2月16日(火)
科目A2026年10月28日〜11月10日2027年2月6日〜2月19日
科目B2026年11月24日〜12月6日2027年3月3日〜3月15日
成績照会2027年1月頃2027年5月頃
合格発表2027年2月頃2027年6月頃

(出典:IPA「令和8年度 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の申込受付期間及び試験実施期間について」)

並べて見ると、違いは時期だけだと分かります。試験の中身も、出題数も、合格基準も、前期と後期で変わりません。「どちらが受かりやすい」という差は設けられていないということです。

選ぶ基準になるのは、結局自分の準備がいつ整うかだけになります。

📌 見落としやすいところ

前期の申込は試験が始まる前に締め切られません。科目Aが10月28日から始まるのに、申込は11月7日まで開いています。ただし高度試験と情報処理安全確保支援士試験は10月24日で締切と、応用情報より2週間早いので、そちらも視野に入れている方は注意してください。

もうひとつ、科目Aと科目Bの間が空くのも前期・後期に共通する特徴です。前期なら科目Aが11月10日までで、科目Bは11月24日から。この間に2週間ほどあります。申し込みの手順と、この期間の使い方は応用情報の申し込みはいつ?にまとめました。

では前期と後期のどちらを選ぶのか。難易度に差がない以上、決め手は残り日数に勉強時間が入るかどうかだけになります。目安の200〜300時間を割った逆算表と、後期の申込期間が前期の合格発表と重なるという見落としやすい点は、応用情報の前期と後期の違いに分けてまとめました。

変わらないこと:中身はそのまま

📝 変わらないこと(IPA発表)
  • ✓出題形式
    科目Aは多肢選択式、科目Bは記述式のまま(CBTでも記述式は維持)
  • ✓出題数・試験時間
    変更なし(各150分)。科目Bの11問中5問選択も変わらず
  • ✓採点方式・配点・合格基準
    変更なし
  • ✓試験で問われる知識・技能の範囲
    変更なし。今の教材・今の勉強がそのまま使えます
💡 エンジニア視点のひとこと

唯一の実務的な変化は「記述式をキーボードで書く」ことです。紙の時代の「字数を数えながら手書き」より、書き直し・推敲がしやすくなります。タイピングに不安がなければ、むしろ有利に働く変更です。

応用情報は休止しない:ここが最大の使いどころ

ITパスポート・基本情報・情報セキュリティマネジメントは、試験システム入れ替えのため2027年1月以降に一時休止される予定です(現行制度で受けられるのは概ね2026年内まで)。一方、応用情報はこの休止の対象外。2026年11月頃の前期、2027年2月頃の後期と、休止期間中でも受けられる貴重なIPA試験です。

🔀 IPA試験の休止、応用情報は対象外
⏸
休止する
・ITパスポート・基本情報・情報セキュリティマネジメント
・2027年1月以降に一時休止の予定
・現行制度で受けられるのは概ね2026年内まで
年内がひと区切り
VS
▶
休止しない
・応用情報技術者試験
・前期は2026年11月頃・後期は2027年2月頃
・休止期間中も受けられるIPA試験
次に進む受け皿

つまり「基本情報に年内に受かった(またはすでに持っている)。次に進みたいけどIT試験が止まる」という人にとって、応用情報は勢いを止めない唯一の受け皿になります。この位置づけは応用情報は基本情報の次?の記事で詳しく書いています。

なお2027年度には、応用情報とその上の高度試験を再編した「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」への移行も予定されています(新制度まとめ参照)。現行の応用情報のかたちで受けられるのは2026年度が節目になる可能性が高い、という点も判断材料です。

CBTって、実際どうやって受けるの?会場と申し込みの流れ

🎯 この章の要点:会場も日時も自分で選ぶ。「試験日は動かせないもの」ではなくなります。

「CBTになる」と言われても、当日のイメージが湧かないと思います。IPAの発表から、決まっている部分だけを整理します。

📝 CBTの受け方
  • ✓試験会場は全国に設置される
    。実施期間中に空席のある会場・実施日から、自分の都合に合わせて選んで申し込む
  • ✓会場ごとに予約枠
    が設定され、そこから受験日時を自由に選べる
  • ✓一定期間内の複数日で実施される(1日限りの一斉試験ではなくなる)
  • ✓試験時間は科目A 150分・科目B 150分で従来どおり。出題形式(多肢選択式・記述式)、出題数も変更なし

出典:IPA「応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験におけるCBT方式での実施について」(ページ最終更新:2026年7月6日)

そしてもう1つ、いちばん大きな変化がここです。

試験は一定期間内に複数日で実施する予定です。また、科目A群と科目B群は実施期間を分けて実施する予定です。

科目Aと科目Bを、別の期間に受けます。紙の時代のように1日で午前・午後を通す形ではありません。実際にIPAが公表している2026年度前期の日程はこうなっています。

申込受付 2026年10月6日〜11月7日
科目A試験 2026年10月28日〜11月10日
科目B試験 2026年11月24日〜12月6日
👍 これは受験者に有利な変更です

応用情報でつまずくのは、ほぼ科目B(記述式)です。科目Aを先に終わらせてしまえば、残りの2週間以上を丸ごと科目Bに投じられます。「午前の暗記と午後の記述を同時に仕上げる」という、いちばんしんどい部分が解消されました。日程の詳しい使い方は応用情報の申し込みと日程にまとめています。

ここで正直にお伝えしておきたいことがあります。当日の持ち物、筆記用具やメモ用紙の扱いについては、この記事を書いている時点でIPAから発表されていません。基本情報などのCBTでは会場で用具が貸与される運用でしたが、応用情報も同じになるとは限りませんので、ここは断定せずに続報を待つのが正確です。発表があり次第、この記事に追記します。

💡 エンジニア視点のひとこと

「空席のある会場・日から選ぶ」という仕様は、裏を返せば早い者勝ちということです。基本情報のCBTでは、人気の会場・時間帯から順に埋まっていきました。受けると決めたら、勉強の仕上がりを待たずに先に枠を押さえる。これが実務的にいちばん効果的な動き方だと思います。

記述式はキーボード入力に変わる

パソコンで受けると聞いて、いちばん気になるのが科目B(旧・午後)の記述式がどうなるかだと思います。

結論から言うと、記述式はそのまま残ります。選択式に置き換わるわけではありません。変わるのは、答案を紙に書くか、キーボードで打つかという入力の方法だけです。

📌 ここだけは押さえる

紙のときは「字数を数えながら手書きし、消しゴムで直す」作業でした。キーボードなら書き直しの手間が減ります。ただし、普段から文章を打ち慣れていないと逆に遅くなります。過去問を解くときに、答案をノートではなくパソコンで書く練習に切り替えておくと、当日の負担が変わります。

出題数も試験時間も変更はありません。科目A・科目Bとも各150分のままです。形式が変わるのは入力だけと考えて差し支えありません。

合格に有効期限はある?期限が付くのは別のものです

「応用情報の合格って、何年で切れるんですか」と聞かれることがあります。

IPAは合格そのものに期限を設けているという案内をしていません。ただし、期限が付くものが1つあります。合格したあとに使える免除の権利です。

応用情報技術者試験に合格すると、高度試験と情報処理安全確保支援士試験の科目A-1試験(令和7年度試験までの午前I)が免除されます。IPAの説明では、条件を満たしてから2年後の同時期の試験まで、何度でも申請できるとされています。

免除の対象になる条件
応用情報技術者試験に合格
高度試験・情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
高度試験・支援士試験の科目A-1で基準点以上をとる

(出典:IPA「科目A-1試験免除」。申請は受験申込みの際に一部免除申請番号を入力する形です)

つまり、応用情報を取ったあと2年以内に高度試験へ進むと、1科目分をまるごと省けます。逆に、2年空けてしまうとこの権利は使えません。「合格に期限はないが、免除には期限がある」と覚えておくのが正確です。

次に何を受けるかを考えている方は応用情報技術者は基本情報の次に受けるべき?もあわせてどうぞ。

CBTになっても、過去問はそのまま使えます

CBT化でいちばん多い不安が、これだと思います。結論から言うと、過去問演習はこれまでどおり有効です。

変わるのは「受け方」だけだからです。IPAは出題形式・出題数・試験時間に変更はないと明記しています。試験範囲も変わりません。つまり過去問で問われていた知識は、そのまま次の試験でも問われます。紙の過去問集も、IPAが公開している過去問題も、そのまま使ってください。公開されている年数と、CBT化のあとも増え続けるのかは応用情報の過去問はどこ?にまとめました。

ただし、1つだけ練習のしかたを変えたほうがいいところがあります。科目B(旧・午後)の記述式です。

項目 紙のときの練習 CBTでの練習
知識のインプット 過去問+参考書 まったく同じでOK
科目Aの演習 過去問道場・問題集 まったく同じでOK(むしろ画面で解く練習になる)
科目Bの記述 手書きで字数を数える ここだけ要調整:キーボードで打つ前提に切り替える

私はQAの仕事で、障害の報告や再現手順を毎日のように文章で書いています。その経験から言うと、「頭の中の答えを、制限字数の日本語に収める」作業は、手書きとタイピングでかなり感覚が違います。タイピングのほうが書き直しは楽ですが、その分だけ冗長になりやすい。過去問の記述問題を解くとき、ノートではなくテキストエディタやメモアプリに打ち込んで、字数をカウントしながら削る。この練習をひと通りやっておくと、本番で慌てません。

科目Bの解き方そのものは応用情報の記述式対策の記事に、参考書の選び方は応用情報の参考書おすすめにまとめています。

受験を考えている人の動き方

🗺 前期(2026年11月頃)から逆算するロードマップ
1
2
🏁
今〜夏:教材を揃えて科目Aから着手
教材の選び方は参考書おすすめ4選へ。今の教材がそのまま使える
秋:科目B(記述式)の演習を本格化
申込受付の詳細発表をIPAでチェックしつつ、選択5分野を固める
2026年11月頃:前期試験
間に合わなければ後期(2027年2月頃)に回す判断も可能
ごんちゃん

「IT試験が全部止まる」と誤解している人が多いんです。応用情報は休止せず、試験が続きます。これを知っているだけで、2027年の計画が変わりますよ。

CBT化で受けられる時期が読みにくくなるぶん、準備は前倒しが有利です。独学で計画を引ける人はそのままで問題ありません。逆に「何から手をつけるか」で止まりがちなら、順番が決まった講座に乗るほうが早いこともあります。

資格スクエア(Shikaku Pass) 応用情報技術者講座
約20時間の講義+500問以上の問題演習|午後(記述式)対策に特化
向いているのは、こんな人です
✔実施時期がまだ読めない
✔先に準備だけ進めておきたい
資格スクエア公式で料金とコースを見る
※公式ページが開きます。申し込みをしなくても、料金と内容だけ確認できます
※6か月コース72,600円/12か月コース108,900円(いずれも税込)。価格は2026年7月時点の調査によるものです。変動する場合があるので、申込時は販売ページでご確認ください。

よくある質問

Q応用情報も休止しますか?▼
A

休止しません。休止が予定されているのはITパスポート・基本情報・情報セキュリティマネジメントです。応用情報は2026年度からCBTに移行のうえ、前期(2026年11月頃)・後期(2027年2月頃)で実施される予定です。

Q記述式はCBTでどうやって解答するのですか?▼
A

パソコンの画面上でキーボード入力して解答する形になります。出題形式そのもの(記述式)は維持されると発表されています。詳細な操作イメージは、IPAからの続報を確認してください。

Q旧方式(紙)のうちに取った合格は無効になりますか?▼
A

なりません。情報処理技術者試験の合格に有効期限はなく、方式や制度が変わっても合格の価値は変わりません。

Q今持っている参考書は使えますか?▼
A

試験範囲に変更はないため、知識面ではそのまま使えます。ただし定番書はCBT対応版に改訂・改名されているものがあるので(旧・午後問題の重点対策→科目Bの重点対策など)、これから買う方は最新版を選んでください。

Q応用情報のCBTは、どこで受けられますか?▼
A

試験会場は全国に設置される予定です。実施期間中に空席のある会場・実施日の中から、自分の都合に合わせて選んで申し込む方式になります。会場ごとに予約枠が設定され、そこから受験日時を選べます。ただし空席がある枠から選ぶ仕組みなので、人気の会場や時間帯は早く埋まります。受けると決めたら早めに押さえるのが安全です。

QCBTになったら、これまでの過去問は使えなくなりますか?▼
A

そのまま使えます。IPAは出題形式・出題数・試験時間に変更はないとしており、試験範囲も変わりません。過去問で問われていた知識はそのまま次の試験でも問われます。ただし科目Bの記述式だけは、手書きではなくキーボード入力になるので、テキストエディタに打ち込んで字数を調整する練習をしておくと本番で慌てません。

まとめと更新履歴

まとめ:応用情報は2026年度からCBT化(前期11月頃・後期2027年2月頃)。変わるのは受け方と科目名だけで、出題形式・時間・合格基準は不変。休止の対象外なので、IT試験が止まる期間の受け皿として最有力です。今の教材で、今から準備を始められます。

なおこの変更は参考書選びにも直結します。「午前試験/午後試験」と書かれた旧年度版は、科目名の表記もCBT前提の演習もズレます。詳しくは参考書は2026年度版を選ぶ理由にまとめました。

更新履歴
・2026年7月19日 公開(IPA「応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験におけるCBT方式での実施について」等の公式発表に基づく)

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この記事を書いた人

ごんちゃんのアバター ごんちゃん 現役ITエンジニア

現役ITエンジニア(経験10年)。バックエンド開発4年・QA/SET6年、どちらもリーダー経験あり。基本情報技術者試験合格。未経験メンバーの育成経験から「教材選びで挫折させない」をテーマに、IT資格の教材と勉強法を現場目線でレビューしています。

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