実技は、全部で5種類あります。
受けるのは、そのうち1つだけです。
FP2級の申し込み画面を開いて、「実技」の選択肢が思ったより多くて手が止まった——そんなところでしょうか。
ここは先に決めておかないと、あとの作業が全部やり直しになる場所です。順番に見ていきます。
こんにちは、ごんちゃんです。公式に載っていることだけを整理しました。
先に断っておくと、私はFPの資格者ではありません。書くのは公式に決まっていることの整理だけです。
選べる実技は、全部で5種類あります
| 実施団体 | 選べる実技の業務 |
|---|---|
| 日本FP協会 | 資産設計提案業務(1種類のみ) |
| きんざい | 個人資産相談業務 中小事業主資産相談業務 生保顧客資産相談業務 損保顧客資産相談業務 (4種類) |
出典:日本FP協会・きんざい(金融財政事情研究会)の公式ページ
日本FP協会は1種類だけなので、こちらを選べば迷う余地がありません。選択肢が多いのはきんざいのほうです。
学科は共通です。選ぶのは実技だけ
ここは安心してよい部分です。学科試験は両団体で共通なので、どちらを選んでも学科の勉強は変わりません。
| 学科 | 実技 | |
|---|---|---|
| 時間 | 120分 | 90分 |
| 問題数 | 60問 | 40問 |
| 形式 | 多肢選択式 | 多肢選択式及び記述式 |
| 合格ライン | 36点以上(60点満点) | 60点以上(100点満点) |
出典:日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」
つまり決めなければいけないのは実技だけです。学科の教材は先に買っても無駄になりません。
決める前に、実技の教材を買わないでください
実技は選んだ業務の問題しか出ません。公式が公開している問題も業務ごとに分かれています。先に教材を買ってしまうと、自分が受けない業務の対策をしていた、ということが起こります。順番は①団体と業務を決める → ②その業務の教材を買うです。逆にしないでください。
実際に何が公開されているかはFP2級の過去問はどれを解けばいいかにまとめました。業務が決まってから読むと、必要なものだけ拾えます。
業務名から、想定されている相手が読み取れます
きんざいの4種類は、名称そのものが対象を表しています。ここは公式が「こういう人向け」と説明しているわけではないので、名前からの読み取りとして書きます。
| 業務名 | 名称から読み取れる相手 |
|---|---|
| 個人資産相談業務 | 個人のお金の相談 |
| 中小事業主資産相談業務 | 中小企業の経営者向け |
| 生保顧客資産相談業務 | 生命保険の顧客向け |
| 損保顧客資産相談業務 | 損害保険の顧客向け |
生保・損保が付くものは、その業界で働いている方を想定した区分だと読めます。保険会社にお勤めでないなら、選択肢は実質「個人資産相談業務」か、日本FP協会の「資産設計提案業務」に絞られてきます。
ただしこれは名称からの推測です。実際の出題内容は必ず公式ページと、選んだ業務の公開問題で確認してください。勤務先で指定されている場合は、そちらが優先です。
配点は公表されていません
もうひとつ知っておくとよいことがあります。きんざいの公式にはこう書かれています。
各科目の配点は、特に記載のない限り公表しておりませんのでご了承ください。
出典:きんざい(金融財政事情研究会)公式ページ
どの問題が何点かは分かりません。ですから「この大問だけ完璧にすれば」という作戦は立てられません。合格ラインは100点満点で60点なので、取れるところを 広く拾うほうが現実的です。
先に条件を確定させると、あとが楽になります
ここは仕事のやり方の話です。条件が決まっていない状態で作業を始めると、たいてい戻ります。
私は品質保証の仕事をしていますが、いちばん無駄が出るのは「条件が固まる前に手を動かしたとき」です。あとから前提が変わると、それまでの作業がまるごと戻ります。
FP2級の実技も同じ形をしています。業務が決まっていないのに教材を買うのは、条件が固まる前に手を動かすのと同じです。決めるのに時間はかかりません。先に5分使うだけで、あとの数十時間が無駄になりません。
正直に言うと、各業務の中身の違いは公式ページからはよく分かりません。名称から相手は読み取れますが、「どちらが易しいか」までは公表されていません。ネットで見かける難易度の比較は、多くが受検した人の感想です。参考にはなりますが、鵜呑みにしないほうがいいと思います。迷ったら、公開されている問題を実際に見て決めるのがいちばん確実です。
決めたあと、教材をどうするか
業務が決まったら、そこでようやく教材を選べます。学科は共通なので使い回せますが、実技は選んだ業務に対応したものを用意してください。テキストの選び方はFP2級のテキスト比較にまとめました。
FP2級に対応した講座もあります。どの業務を扱っているかも含めて、公式ページで確認してみてください。
アガルート FP2級「合格カリキュラム」はライト49,280円/フル76,780円(いずれも税込)。学科と実技の対策講座に過去問集が付く構成で、フルには答練と不動産の特訓講座も入ります。合格したときの特典もあります(適用条件は公式ページでご確認ください)。
アガルート FP2級講座の詳細を見る(公式)※試験の内容は2026年8月時点の公式ページの記載です。変更される場合があるので、申し込み前に必ず公式ページでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、リンクから申し込みがあった場合に紹介料を受け取ることがあります。
よくある質問
QFP2級の実技は何種類から選べますか?▼
全部で5種類です。日本FP協会は資産設計提案業務の1種類のみ、きんざいは個人資産相談業務、中小事業主資産相談業務、生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務の4種類があります。受けるのはこのうち1つだけです。
Q団体を変えると学科も変わりますか?▼
学科は両団体で共通です。変わるのは実技だけなので、学科の教材は先に用意しても無駄になりません。学科は120分で60問の多肢選択式、実技は90分で40問、多肢選択式及び記述式です。
Q教材はいつ買えばいいですか?▼
実技については、業務を決めてからにしてください。実技は選んだ業務の問題しか出ず、公開されている問題も業務ごとに分かれています。先に買うと、自分が受けない業務の対策をしていたということが起こります。学科は共通なので先に買っても大丈夫です。
Qどの業務がいちばん易しいですか?▼
公式には難易度の比較が公表されていません。ネットで見かける比較は、多くが受検した方の感想です。参考にはなりますが鵜呑みにせず、公開されている問題を実際に見て決めるのが確実です。なお業務名からは想定される相手が読み取れるので、生保・損保が付くものは保険業界で働く方向けの区分だと考えられます。
Q実技の配点は分かりますか?▼
きんざいの公式には「各科目の配点は、特に記載のない限り公表しておりませんのでご了承ください」と書かれています。どの問題が何点かは分からないので、特定の大問だけを狙う作戦は立てられません。合格ラインは100点満点で60点なので、取れるところを広く拾うほうが現実的です。
まとめ
FP2級の実技は全部で5種類あり、受けるのは1つだけです。学科は共通なので、決めなければいけないのは実技だけになります。
順番を間違えないでください。①団体と業務を決める → ②その業務の教材を買うです。実技の問題は業務ごとに別なので、先に教材を買うと、受けない業務の対策をすることになります。決めるのに5分もかかりません。
