応用情報の参考書を探し始めた方に、最初に伝えたい注意があります。2026年度のCBT化にあわせて、定番書の「書名」が変わっています。「ニュースペックテキスト」「午後問題の重点対策」——ネットのおすすめ記事でよく見るこの2冊、今は別の名前です。
こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです(基本情報技術者 合格)。この記事では、応用情報の定番参考書4冊を「役割別」に整理し、新旧の書名対応まで含めて解説します。各書は構成・特典と受験者の口コミを、エンジニアの実務視点で分析したものです。
応用情報の教材は「科目A用1冊+科目B用1冊」の2冊体制が基本。全部で4冊買う必要はありませんよ。
【2026年度の変更点】応用情報技術者試験は2026年度からCBT方式(パソコン受験)に移行し、「午前→科目A」「午後→科目B」に名称が変わります(出題形式・試験時間・合格基準は変更なし)。基本情報などと違い休止の対象外で、前期は2026年11月頃に実施予定です。詳しくはCBT化の変更点まとめへ。
まず注意:書名が変わった定番2冊の新旧対応
| 旧書名(〜2025年度) | 現在の書名(2026年度〜) |
|---|---|
| ニュースペックテキスト 応用情報技術者(TAC) | スッキリわかる応用情報技術者 テキスト&問題集 |
| 応用情報技術者 午後問題の重点対策(アイテック) | 応用情報技術者 科目Bの重点対策 |
どちらもCBT化・科目名変更(午後→科目B)にあわせたリニューアルです。中古やネットの古い記事で旧書名を見て探すと迷子になるので、この対応表を頭に入れてから書店・通販へ。
①令和08年 応用情報技術者 合格教本(技術評論社)|網羅の王道
| 基本情報 | 技術評論社。試験範囲を網羅する定番の教科書。過去問演習アプリ「DEKIDAS-Web」特典(過去25回分の午前・科目A問題)。 |
- 網羅性が高い:応用情報の広い範囲を1冊でカバー。辞書としても長く使える
- DEKIDAS-Webで演習も回せる:過去25回分の科目A問題をスマホで解ける特典付き
- 厚くて硬派:網羅型ゆえに分厚く、文章も教科書調。初学者が通読しようとすると重い
こんな人におすすめ:基本情報を通ってきた人・網羅的に固めたい人。「読み切る」より「辞書+アプリ演習」の使い方が合います。
②キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和08年|挫折しにくさ重視
| 基本情報 | 技術評論社・きたみりゅうじ著。ほぼ全編イラスト解説のキタミ式シリーズ応用情報版。 |
- イラストで概念から理解できる:文字中心の本で挫折した人でも読み進めやすい、シリーズ共通の強み
- 著者が元プログラマ:技術説明の筋が良く、仕事にも残る理解が得られる
- イラスト中心のぶん厚い:持ち運びには覚悟が要る。またIT実務経験が長い人には回りくどく感じることも
こんな人におすすめ:活字が苦手な人。ITパスポートや基本情報をキタミ式で通ってきた人(解説の流儀が同じで乗り換えコストゼロ)。
③スッキリわかる応用情報技術者(TAC)|旧ニュースペックの後継
| 基本情報 | TAC出版。「ニュースペックテキスト」からリニューアルした2026-2027年度版。テキスト&問題集の1冊完結型で、CBT方式・科目名変更に対応。 |
- 1冊完結でコンパクト:テキストと問題集がセットになった構成で、まず全体を回すのに向く
- 新試験対応が明記されたリニューアル版:CBT・科目名変更を織り込んだ最新設計
- 網羅性は①に譲る:コンパクトさの裏返し。深掘りは過去問演習や辞書的な1冊で補う前提
こんな人におすすめ:効率よく1冊で回したい人。旧「ニュースペック」を探していた人(これが後継です)。
④2026 応用情報技術者 科目Bの重点対策(アイテック)|記述式対策の定番
| 基本情報 | アイテック・小口達夫著。旧「午後問題の重点対策」を改名した2026年版(2025年10月発売)。本体3,400円(税別)。記述式の科目B対策で長年の定番 |
- 科目B(記述式)対策の実質的な定番:分野別に「解き方の型」を身につけられる構成で、長年支持されてきた1冊
- 選択分野を絞る戦略と相性が良い:応用情報の午後(科目B)は11問中5問選択。自分の選択分野を深掘りできる
- 科目Aの知識が固まってからでないと重い:いきなりこれから始めると挫折しやすい。順番はインプット→この本
こんな人におすすめ:科目Bの記述式に本腰を入れる全受験者。応用情報の合否は科目Bで決まるので、実質「全員の2冊目」です。
※価格は変動する場合があるので購入時は販売ページでご確認ください。
組み合わせの正解:科目A用1冊+科目Bの重点対策
どれを選んでも、2冊目に「科目Bの重点対策」を足すのが王道です。科目Aは無料の「応用情報技術者試験ドットコム」(過去問道場)で演習量を補えるので、お金をかけるべきは記述式の科目B対策。この配分はSGや基本情報と同じ考え方です。勉強の進め方は独学スケジュールの記事へ。
本音を言うと、応用情報は「科目A用をどれにするか」で悩むより、科目Bの演習を始める時期を早めるほうが合格に効きます。
よくある質問
Q旧版(2025年度以前)の参考書でも大丈夫?▼
おすすめしません。2026年度からCBT化・科目名変更があり、最新版はその前提で作られています。出題範囲自体の変更はないとされていますが、模擬環境や解説の前提が新方式に合っている最新版が安心です。
Q過去問だけで受かりますか?▼
科目A(旧午前)は過去問の再出題が多く、過去問道場中心の対策が有効です。ただし科目B(記述式)は「書く練習」が必要で、過去問を眺めるだけでは伸びません。科目B対策本で解き方の型を作るのが近道です。
Q基本情報を飛ばして応用情報からでも、この4冊でいい?▼
実務経験があるなら大丈夫です。IT未経験の方は、基礎から積むほうが結果的に早いので、まず基本情報からの挑戦をおすすめします。詳しくは基本情報と応用情報の比較記事をどうぞ。
まとめ
まとめ
- 買い方の型は「科目A用1冊+科目Bの重点対策」の2冊体制
- 旧「ニュースペック」→スッキリわかる、旧「午後問題の重点対策」→科目Bの重点対策に改名済み。旧書名で探さない
- 科目Aの演習は無料の過去問道場で。お金をかけるのは科目B対策に
