基本情報の次に取る資格は?|休止を挟むと順番が変わる

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この記事の要点

基本情報を持っていても、DX推進パスポートは1つも積めません。

上位資格なのに対象外です。休止の話とあわせると、次に取るものの順番が変わってきます。

基本情報に受かった。「で、次は応用情報でいいのかな」——そう考えているところだと思います。

通常ならそれで正解です。ただいまは事情がふたつあります。ひとつは休止。もうひとつは、あまり知られていないデジタルバッジの対象範囲です。この2つを踏まえると、選び方が少し変わります。

こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです。基本情報技術者は旧制度(午前・午後試験の時代)に取りました。いまはQA(品質保証)の仕事をしながら、AIを業務に入れる取り組みを担当しています。

ごんちゃん
この記事を書いた人:ごんちゃん
現役ITエンジニア10年(開発+品質保証)/基本情報技術者 合格(旧制度)。IPA・各協会の公式発表を継続ウォッチしています。
⚠️【重要】試験休止について

ITパスポート・基本情報技術者・情報セキュリティマネジメントの3試験は、一時休止が予定されています(延期により休止は2027年1月以降・2026年内は受験可能。2027年1月以降の具体的な実施スケジュールは2026年秋にIPAが発表予定)。年内に受けるものがあるなら、試験日の確保を先にしてください。(出典:IPA)

ごんちゃん

「次は応用情報」と決めきる前に、止まる試験と止まらない試験を分けてみてください。

✅ 結論だけ先に
応用情報は休止しません。IT全般を深めるなら、そのまま進んで問題ありません
✔ ★基本情報はDX推進パスポートの対象外。対象はITパスポート・G検定・DS検定です
✔ バッジを積むつもりなら、ITパスポートを休止前に取るという選択が出てきます
✔ AI方面に広げるなら、G検定やDS検定は休止と無関係にいつでも受けられます
目次

まず、止まるものと止まらないものを分けます

次を選ぶ前に、この整理だけしておいてください。休止の対象になっているのはIPAの3試験だけです。

← 横にスクロールできます →
休止の対象 休止しないもの
ITパスポート
基本情報技術者
情報セキュリティマネジメント
応用情報技術者(IPAだが対象外)
G検定
DS検定
生成AIパスポート
(IPAおよび各協会の公式発表。2026年9月時点)

ポイントは2つあります。ひとつは応用情報がIPAの試験なのに休止の対象に入っていないこと。もうひとつは、G検定・DS検定・生成AIパスポートはそもそもIPAの試験ではないので、この話と関係なく受けられることです。

つまり次に取るものについては、休止を理由に急ぐ必要がありません。急ぐ理由があるとしたら、それは次に書くほうの話です。

意外なところ:基本情報はDX推進パスポートの対象外です

🎯この章の要点:上位資格だから含まれる、という作りになっていません。指定された3試験だけです。

ここが今回いちばん伝えたいところです。DX推進パスポートという、合格した資格の数に応じて発行されるデジタルバッジがあります。デジタルリテラシー協議会(構成団体はIPA・データサイエンティスト協会・日本ディープラーニング協会)が出しているもので、申請は無料です。

対象になるのは、この3つだけです。

  • ITパスポート試験(2021年4月以降の合格が対象)
  • G検定
  • DS検定 リテラシーレベル

基本情報技術者は入っていません。応用情報も入っていません。ITパスポートの上位にあたる資格を持っていても、バッジの数はゼロのままです。「上位資格なんだから当然含まれるだろう」と考えていると、そこでずれます。

この作りは、難易度の階段ではなく「3つの領域を揃えているか」を見ていると考えると腑に落ちます。ITの土台、AIの知識、データの扱い。基本情報はITの土台を深く掘る資格なので、階段の上ではあっても、別の領域を埋めたことにはならない、ということだと読めます。

バッジそのものの条件や申請手順はDX推進パスポートとは?にまとめました。1つ合格でバッジ1、2つで2、3つ全部で3という仕組みです。

ごんちゃん

ここで唯一、休止が効いてきます。3つのうちITパスポートだけが止まる試験だからです。

目的別に、3つのルートがあります

ルート①:IT全般を深める → 応用情報技術者

いちばん素直な進み方です。応用情報は休止の対象外なので、2027年前半も実施される予定です。受験料は7,500円、年2回(前期・後期)。

気をつけるところは科目B(記述式)です。基本情報の科目Bはプログラムを読む試験でしたが、応用情報の科目Bは日本語で説明を書く試験で、必要な力が違います。どれくらい間隔を空けるべきかは基本情報から応用情報まで、どれくらい間隔を空ける?にまとめました。前期と後期のどちらに出すかは前期と後期の違いをどうぞ。

ルート②:AI方面に広げる → 生成AIパスポート、そしてG検定

職場でAIの話が増えていて、そこに乗りたいならこちらです。どちらもIPAの試験ではないので、休止と関係なく受けられます。

入口としては生成AIパスポート(11,000円・60問60分・年5回)が扱いやすく、そこからG検定(13,200円)に進む形が無理がありません。G検定はDX推進パスポートの対象でもあるので、バッジを意識するならこちらを先にする手もあります。

基本情報で学んだ情報セキュリティや法務の知識は、AI資格の土台とかなり重なります。まったくの新分野に飛ぶわけではないので、そこは安心してください。ただしAI特有の判断(入力してよい情報の線引き、出力の確かめ方)は別途学ぶ必要があります。5つを並べた比較はAIの資格はどれを取るべき?にあります。

ルート③:デジタルバッジを積む → ITパスポートを休止前に

3つ揃えてバッジ3まで行くつもりなら、順番が決まります。ITパスポートだけが休止する試験だからです。

基本情報に受かった人にとって、ITパスポートは範囲が下位にあたるので、負担は軽いはずです。受けるなら2026年内。ここを逃すと、2027年1月以降の実施時期が発表されるまで動けなくなります。

うーんなところも正直に書きます。下位資格をわざわざ取り直すことになるので、抵抗を感じる人はいると思います。バッジそのものに実務上の効力があるわけでもありません。「持っている資格が1つの証明にまとまる」以上の意味は、現時点ではありません。そこに1回分の受験料と時間を使う価値があるかは、人によります。

2026年内にやっておくこと

時間軸で整理すると、動くべきものは限られます。

← 横にスクロールできます →
やること いつまで
ITパスポートを取る(バッジを狙う場合のみ)2026年内。休止に入ると動けません
応用情報に出す急がなくて可。休止の対象外です
G検定・DS検定・生成AIパスポート急がなくて可。休止と無関係です

期限があるのはITパスポートだけだと分かると、判断がかなり楽になります。休止の状況はITパスポート・基本情報はなぜ休止?で追いかけています。

応用情報に進む場合、独学で計画を引ける人はそのままで問題ありません。うーんなところを書くと、講座は6か月で72,600円と基本情報の教材費とは桁が違います。効くのは「解答は書けているのに点にならない」で止まったときに限られます。

資格スクエア(Shikaku Pass) ルート①:応用情報
約20時間の講義+500問以上の問題演習|科目B(記述式)対策に特化
6か月 72,600円/12か月 108,900円(税込)
こんな人に:基本情報の科目Bとは別物の、記述式の書き方で詰まりそうな人
資格スクエアの応用情報技術者講座を見る
タップで公式ページが開きます
※価格は2026年7月時点の調査によるものです。変動する場合があるので、申込時は販売ページでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

AI方面に広げる場合、入口の生成AIパスポートは範囲が狭いので独学で届く人が多いはずです。うーんなところは、講座が10,780円で受験料11,000円とほぼ同額なこと。テキスト1冊で足りている人には過剰です。

アガルート 生成AIパスポート 合格総合講義 ルート②:AI方面
約4.5時間・テキストはPDF配布|販売期間は2027年1月13日まで
10,780円(税込)|受験料11,000円とほぼ同額です
合格特典(全額返金)あり(適用条件は公式ページでご確認ください)
こんな人に:AI分野の用語を、まとめて一度通しておきたい人
※価格・特典・販売期間は2026年9月時点の調査によるものです。変動する場合があるので、申し込み前に必ず公式ページでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

よくある質問

Q次はやっぱり応用情報でいいですか?
A

IT全般を深めたいなら、それで問題ありません。応用情報は休止の対象外なので急ぐ必要もありません。ただし科目Bの性格が基本情報とは変わります。基本情報の科目Bはプログラムを読む試験でしたが、応用情報は日本語で説明を書く試験です。

Q基本情報はDX推進パスポートの対象になりますか?
A

なりません。対象はITパスポート試験・G検定・DS検定リテラシーレベルの3つだけです。応用情報も含まれていません。上位資格だから含まれるという作りではなく、指定された3試験の合格数で決まる仕組みになっています。

QいまからITパスポートを取り直す意味はありますか?
A

DX推進パスポートのバッジを揃えたい場合には意味があります。3試験のうちITパスポートだけが休止の対象なので、狙うなら2026年内です。ただしバッジ自体に実務上の効力があるわけではないので、下位資格を受け直す手間に見合うかは人によります。

Q基本情報の知識はAI資格に活きますか?
A

情報セキュリティや法務の部分はかなり重なります。まったくの新分野に飛ぶわけではありません。ただしAI特有の判断、たとえば入力してよい情報の線引きや出力の確かめ方は、別途学ぶ必要があります。

Q休止のあいだ、何も受けられなくなりますか?
A

そうではありません。休止の対象はITパスポート・基本情報・情報セキュリティマネジメントの3つで、応用情報は対象外です。G検定・DS検定・生成AIパスポートはIPAの試験ではないので、この話と関係なく受けられます。

まとめ

まとめ:基本情報の次は、目的で3つに分かれます。IT全般なら応用情報(休止の対象外なので急がなくて可)、AI方面なら生成AIパスポートからG検定(IPAの試験ではないので休止と無関係)、デジタルバッジを積むならITパスポートを2026年内に。そして知っておいてほしいのが、基本情報はDX推進パスポートの対象外だということ。上位資格でも、指定された3試験でなければ数に入りません。

バッジの仕組みそのものはDX推進パスポートとは?へ。申請は無料で、いま持っている資格の数だけ発行されます。

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この記事を書いた人

ごんちゃんのアバター ごんちゃん 現役ITエンジニア

現役ITエンジニア(経験10年)。バックエンド開発4年・QA/SET6年、どちらもリーダー経験あり。基本情報技術者試験合格。未経験メンバーの育成経験から「教材選びで挫折させない」をテーマに、IT資格の教材と勉強法を現場目線でレビューしています。

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