AI資格に興味があっても、いきなりテキストや講座にお金をかけるのは不安ですよね。
結論からいうと、無料で使えるのは主催団体が公開しているサンプル問題と学習資料です。G検定や生成AIパスポートなど5つのAI資格すべてに無料の教材がありますが、出題範囲全体を学ぶには公式テキストが1冊必要です。
この記事では、5つのAI資格で無料で使える教材と、それぞれの上手な使い方を紹介します。
受けるかどうか迷っているなら、まずは公式のサンプル問題を解いてみるのがおすすめです。お金をかけずに、試験の難しさを確かめられますよ。
AI資格5試験の無料教材一覧
5つの試験のうち、問題そのものが無料で手に入るのは4つです。
| 試験 | 無料で使えるもの | 量 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 生成AIアドバイザー | サンプル問題/出題項目 | 1級20問・2級20問 | あり |
| AI活用アドバイザー | サンプル問題/無料PDF資料 | 10問+資料5点 | あり |
| G検定 | 例題・過去問 | 20問 | 正解のみ |
| 生成AIパスポート | AIクイズアプリ(LINE) | ○✕形式 | — |
| DS検定 | スキルチェックリスト ver.6 | CSV版5種・Excel版 | 出題範囲の一覧(問題ではない) |
※2026年9月14日時点で、各主催団体の公式ページを確認した内容です。
ここからは、試験ごとに無料教材の中身と使い方を解説します。
生成AIアドバイザー・AI活用アドバイザー:解説つきのサンプル問題
全日本情報学習振興協会が実施する2つの試験は、公式サイトでサンプル問題を公開しています。どちらも正解に加えて詳しい解説がついているので、間違えた理由まで確認できます。
受験するか迷っている段階なら、まずはこのサンプル問題を解いてみましょう。手応えを確かめてから教材を選んでも遅くありません。テキストの選び方は、生成AIアドバイザーのテキストとAI活用アドバイザーのテキストで紹介しています。
G検定:公式の例題・過去問20問
日本ディープラーニング協会(JDLA)は、公式サイトで「G検定の例題・過去問」を20問公開しています。10のカテゴリから出題されていて、2022年から2024年の試験の問題が含まれています。
ただし、掲載されているのは正解だけで、解説はありません。本番の試験は145問程度出題されるため、20問だけでは練習量も足りません。
おすすめの使い方は、勉強を始める前に一度解いてみることです。苦手な分野が分かるので、テキストを読むときにどこに時間をかければいいかを決められます。20問の詳しい使い方は、G検定の過去問はどこ?で紹介しています。
協会が紹介している無料の学習コンテンツ
JDLAの公式サイトには「【一部無料】学習コンテンツのご紹介」というページがあり、外部の無料コンテンツがまとめられています。主なものは次のとおりです。
これらは外部のサービスなので、使う前に現在の出題範囲(G検定2024 #6から適用のシラバス)に対応しているかを確認しておきましょう。
生成AIパスポート:LINEで使えるAIクイズアプリ
生成AI活用普及協会(GUGA)は、LINEで使える「生成AIパスポート AIクイズアプリ」を無料で提供しています。公式テキストの内容をAIに学習させた○✕形式のクイズで、協会は「誰でも手軽に無料で、試験を体験可能」と案内しています。
本番の試験は60分・60問の選択式なので、○✕クイズとは形式が違います。用語を覚えているかの確認や、通勤中などのスキマ時間の復習に使うのがおすすめです。過去問については、生成AIパスポートの過去問で詳しくまとめています。
DS検定:出題範囲のもとになるスキルチェックリスト
DS検定は、データサイエンティスト協会が作成しているスキルチェックリストをもとに出題範囲が決められています。このスキルチェックリストの最新版(ver.6)は、協会の公式GitHubで無料公開されています。
データはCSV版(基盤・価値創造力・データサイエンス力・データエンジニアリング力・融合の5種類)とExcel版が用意されています。問題集ではありませんが、試験で問われる知識の一覧として使えます。
問題集を解く前に一度目を通しておくと、何を覚えればいいのかが分かりやすくなります。
なお、協会が推奨書籍として挙げている問題集の中には、2022年4月に発売されたものがあります。ver.6は2026年6月の試験から適用されているため、問題集を選ぶときは発売時期を確認しましょう。教材の選び方は、DS検定のテキスト選びで紹介しています。
無料の教材だけで合格できる?
結論からいうと、無料の教材だけで合格するのは難しいと考えています。無料の教材は問題数が少なかったり解説がなかったりするため、出題範囲全体を学ぶことはできないからです。
お金をかけずに進めるなら、次の順番がおすすめです。
この進め方なら、費用がかかるのはテキスト1冊だけで済みます。それでも独学が進まないときは、講座を検討するのもひとつの方法です。講座の比較はAI資格の講座はどれ?でまとめています。
無料教材を使うときの注意点
無料教材は便利ですが、次のような弱点もあります。
よくある質問
QG検定の過去問は無料で見られますか?▼
日本ディープラーニング協会が「G検定の例題・過去問」として20問を無料で公開しています。2022年から2024年の試験の問題が含まれていて、正解は載っていますが解説はありません。本番は145問程度なので、勉強を始める前に苦手な分野を知るために使うのがおすすめです。
Q生成AIパスポートの無料の問題はありますか?▼
生成AI活用普及協会が、LINEで使える「生成AIパスポート AIクイズアプリ」を無料で提供しています。公式テキストの内容をAIに学習させた○✕形式のクイズです。本番は60分・60問の選択式なので、用語を覚えているかの確認に使うのがおすすめです。
Q解説つきの無料サンプル問題はどの試験にありますか?▼
全日本情報学習振興協会が実施する2つの試験です。生成AIアドバイザーは1級・2級で各20問、AI活用アドバイザーは10問のサンプル問題を公開していて、どちらも正解と詳しい解説がついています。AI活用アドバイザーは、生成AIの基礎知識などの無料PDF資料もあります。
QDS検定は何を無料で使えますか?▼
出題範囲のもとになっているスキルチェックリストのver.6が、データサイエンティスト協会の公式GitHubで無料公開されています。CSV版とExcel版があり、試験で問われる知識の一覧として使えます。
Q無料の教材だけで合格できますか?▼
無料の教材だけで合格するのは難しいと考えています。問題数が少なかったり解説がなかったりするため、出題範囲全体を学ぶことができないからです。サンプル問題で受験するかを決め、受験を決めたら公式テキストを1冊買い、無料の問題で覚えた内容を確認する進め方がおすすめです。
