年内に合格したいのに、そもそも席が取れないと焦りますよね。
結論からいうと、予約が取れないときにいちばん効果的なのは、とりあえず取れる枠を先に押さえてしまうことです。IPA公式が認めている仕様を使う方法なので、リスクはありません。
この記事では、先に枠を押さえる方法と、空席を見つける4つのコツを紹介します。
迷っている間に、空いていた枠は埋まります。「探す」より先に「押さえる」が正解です。
最強の手:先に押さえて、後から変更する
ITパスポート試験は、変更可能期間内なら変更回数に制限がありません(IPA公式)。つまり、
これなら「探しているうちに全部埋まった」という最悪の事態を避けられます。席がゼロの状態で粘るより、1つ持っている状態で良い枠を探すほうが圧倒的に有利です。しかも試験日が決まると勉強にも締切ができて、結果的に進みます。
- 変更できるのは試験日の3日前まで。2日前から当日は、理由を問わず一切変更できません
- 受験手数料は返還されません。変更できずに受験しなかった場合も同じです
- 選べるのは初回申込から1年以内の試験日です
つまり「仮押さえ」で押さえるのは本当に受ける気がある日にしてください。放置して受験しなければ、受験料はそのまま消えます。ここだけ守れば、この方法はリスクなしで使えます。
空席を見つける4つのコツ
次に、空きそのものを探し出す方法です。予約サイトでは3ヶ月先までの開催状況(空席)を確認できます。闇雲に見るのではなく、埋まりにくい条件から攻めましょう。
埋まる順番は「土日 → 平日夕方 → 平日午前」。有休が使えるなら平日が圧倒的に狙い目です。午前枠は前泊不要な近場なら意外と残っています
自宅の最寄りだけ見ていませんか。隣の市・隣県まで広げると一気に選択肢が増えます。片道1時間の移動より、2ヶ月後まで受けられないほうが損です
他の人の変更・キャンセルで枠が戻ってくることがあります。特に試験日の1週間前あたりは動きが出やすい。毎日でなくていいので、数日おきに覗く習慣を
年末に近づくほど混みます。12月が満席でも、10〜11月なら空いていることが多い。「もう少し勉強してから」と粘るより、早い日程を押さえて逆算するほうが確実です
後輩を見ていて思うのは、「試験日を決めた人から受かっていく」ということです。準備が整ってから予約するのではなく、予約してから準備を整えるほうがうまくいきます。
基本情報・情報セキュリティマネジメントの場合
基本情報技術者試験(FE)と情報セキュリティマネジメント試験(SG)は運営が異なり、申込・変更の細則も別です。考え方(平日を狙う・範囲を広げる・キャンセル拾い・先に押さえる)は共通して使えますが、変更期限や手数料の扱いは必ず公式サイトでご確認ください。
それぞれの申し込み手順は、ITパスポートの申し込み方法と基本情報技術者の申し込み方法で詳しく解説しています。
枠が取れないまま休止に入ったら、どうするか
空席を探す手はひととおり打てますが、それでも埋まっているなら、いったん別の資格に切り替えるという判断もあります。ITパスポートと基本情報は休止が予定されていて、2027年1月以降の実施時期はまだ発表されていません。枠を待っているあいだに、受けられる機会そのものが減っていきます。
その受け皿として現実的なのが生成AIパスポートです。オンラインで受けるため会場の空席を奪い合う必要がなく、IPAの休止とも関係なく実施されます。ITパスポートで学ぶ内容と重なる部分もあるので、ここまでやった勉強が無駄になりません。2つの違いはこちらにまとめました。
注意点は、国家試験ではなく民間資格だという点です。履歴書での扱いはITパスポートのほうが堅い。「ITパスポートの代わり」ではなく「休止のあいだに手を動かし続けるための一手」と考えるのが正確です。
受かったあとに取れる、無料のバッジ
枠を確保して合格まで行けたら、DX推進パスポートという無料のデジタルバッジを申請できます。デジタルリテラシー協議会が発行しているもので、対象はITパスポート試験・G検定・DS検定リテラシーレベルの3つです。
ITパスポートに合格した時点で1つ目が取れます(2021年4月以降の合格が対象)。しかも3つのうち休止の対象になっているのはITパスポートだけなので、いま押さえておくと後で役立ちます。必要なのは合格証番号だけで、申請は無料です。
条件と手順はDX推進パスポートとは?にまとめました。なお基本情報は対象外なので、そこは取り違えないでください。
よくある質問
Q予約した日を後から変更できますか?▼
ITパスポート試験は、試験日の3日前までなら試験会場・試験日時を変更できます。変更可能期間内であれば回数に制限はありません(選べるのは初回申込から1年以内の試験日)。ただし試験日の2日前から当日は、理由を問わず一切変更できません。
Qキャンセルして返金してもらえますか?▼
受験手数料は返還されません。変更できずに受験しなかった場合も同様です。だからこそ「仮押さえ」で取るのは、本当に受ける意思がある日程にしてください。
Qどれくらい先まで予約できますか?▼
ITパスポートは試験日の3ヶ月前から申し込みができ、予約サイトで3ヶ月先までの開催状況(空席)を確認できます。逆に言えば、3ヶ月より先の枠はまだ出ていないだけなので、日を改めて見ると新しい枠が追加されています。
Q年内に間に合わないかもしれません。どうすれば?▼
まず取れる枠を1つ押さえてから考えましょう。それでも年内が難しい場合は、休止対象外の応用情報技術者試験や、他団体の簿記・FPへ一時的に軸足を移す選択もあります。学習の習慣を切らさないことがいちばん大切です。
まとめ
この記事のまとめ
- 最強の手は「先に押さえて後で変更」。ITパスポートは変更回数に制限なし(3日前まで)
- 空席探しは平日・午前 → 会場の範囲を広げる → キャンセル拾い → 月を前倒す
- 受験料は返金されないので、押さえるのは本当に受ける日を。FE・SGは細則が違うので公式確認を
※申込・変更のルールは2026年7月時点でIPA公式サイト(ITパスポート試験)を確認した内容です。変更される場合があるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の案内をご確認ください。
