結果を見て、そのまま画面を閉じてしまうこともありますよね。
結論からいうと、生成AIパスポートは年5回(2月・4月・6月・8月・10月)あるので、落ちても次は2ヶ月後です。8月試験で不合格だった方は、10月試験の申込が9月30日まで開いています。同じやり方でもう一度受けると同じ結果になりやすいので、落ちた原因を見直してから臨みましょう。
この記事では、次の試験日の確認と、落ちた原因別の勉強の組み直し方を紹介します。
年1回の試験なら1年待ちですが、この試験は違います。2ヶ月おきに機会が来る試験は、落ちたことの重みが軽い。
次の試験はいつ?申込期限から逆算する
落ちた直後にいちばん効果的なのは、反省より日付を決めることだと思っています。
| 落ちた回 | 次の回 | 空く期間 |
|---|---|---|
| 8月試験 | 10月試験 申込は9月30日まで | 2ヶ月 |
| 10月試験 | 2027年2月試験 | 4ヶ月 12月がないため |
| 2月・4月・6月試験 | それぞれ2ヶ月後 | 2ヶ月 |
注意してほしいのは10月試験に落ちた場合だけ、次まで4ヶ月空くことです。年5回といっても等間隔ではありません。12月の回が無いので、年末年始をまたぎます。
10月試験の申込は9月30日までですが、実際に受けるのは10月1日から10月31日のあいだです。つまり先に申し込んでおいて、勉強し直すのは10月でかまいません。「まだ直せていないから」と見送ると、次は2027年2月になります。
年内に受けられる他のAI資格と締切を並べたものは年内に受けられるAI資格と申込締切にまとめています。
再受験に回数制限や待機期間はある?
回数制限があるのか、再受験の割引があるのか、公式ページには記載が見当たりませんでした。
分かっているのは、受験料が一般11,000円・学生5,500円(税込)だということだけです。再受験でこの金額が変わるという記述はありません。申し込む前に、ご自身で会員ページと公式サイトを確認してください。
ちなみに、同じAI系でもG検定には「前回受験日から2年以内なら半額」という制度があります。試験ごとに扱いが違うので、他で聞いた話をそのまま当てはめないほうがいいです。G検定のほうはG検定に落ちた|再受験は2年以内なら半額に書いています。
落ちた原因を3つに分けて特定する
この試験は60分で60問。単純に割ると1問あたり1分です。考え込む時間はほとんどありません。つまり「その場で考えて解く試験」ではなく、「知っているかどうかの試験」です。
ここを取り違えていると、落ち方に特徴が出ます。
まず、落ちるのは珍しいことなのかを確かめる
原因を探す前に、全体の数字を見ておくと見当がつきます。協会は回ごとに結果を公表しています。
| 試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2026年2月試験 | 28,415名 | 22,401名 | 78.84% |
| 2026年4月試験 | 9,436名 | 7,487名 | 79.35% |
| 2026年6月試験 | 21,752名 | 17,380名 | 79.90% |
| 2026年8月試験 | 32,877名 | 26,699名 | 81.21% |
4回とも合格率はおおむね8割です。言い方を変えると、5人に1人は通っていない試験でもあります。珍しいことではありませんが、多数派でもありません。
この数字が効いてくるのは、原因の絞り込みです。8割が通る試験で届かなかったなら、範囲全体がまるごと足りないというより、どこか偏ったところが抜けていると考えるほうが自然です。次からの3つは、その偏りの形です。
次の3つに心当たりがないか、確かめてみてください。
どれだったかを決めないまま申し込むと、同じ結果になります。教材を買い替える前に、まずここを切り分けてください。
毎日AIを使っている人がはまる落とし穴
これは実務でAIを使っている側から見て、いちばん言いたいところです。独学のやり方を変える判断材料として、アガルートの生成AIパスポート講座の評判もまとめています。
普段から生成AIを触っていると、「使える」感覚が先にできあがります。プロンプトの工夫も、出力の直し方も、体で分かっている。ところがこの試験が聞いてくるのは、そこだけではありません。
私も業務でAIを入れる担当をしていますが、使えることと、言葉で説明できることは別物だと痛感しています。
使っているだけでは触れない範囲があります。法律や権利の扱い、情報の取り扱いのルール、技術の名前と仕組み。毎日使っていても、これらは自然には身につきません。むしろ「知っているつもり」になるぶん、勉強を飛ばしてしまう。
もし「使えているのに落ちた」なら、触っている範囲の外側だけを集中して埋めるのが最短です。全部やり直す必要はありません。
教材を買い替える前に版を確認する
もうひとつ、落ちた原因として見落とされやすいものがあります。使っていた教材の版が古かった場合です。
この試験の出題範囲はシラバスで決まっていて、2026年2月試験以降は最新版のシラバスから出題されると公式に書かれています。市販の問題集には、改訂前のまま作られたものが混ざっています。
注意点も挙げると、この試験は合格基準が公表されていません。何点で落ちたのかも分かりません。だから「あと少しだったのか、大きく足りなかったのか」を自分で判断できません。ここは受ける側にとってやりにくい部分です。
教材の選び直しは生成AIパスポートのテキストはどれ?と生成AIパスポートの過去問に、難易度の実態は生成AIパスポートの難易度にまとめています。
現行の第4版に対応した市販の1冊は、こちらです。
よくある質問
Q生成AIパスポートは何回でも受け直せますか?▼
再受験の回数制限について、公式ページに記載が見当たりませんでした。あるともないとも書かれていないので、この記事でも断定しません。申し込む前に、会員ページと公式サイトでご確認ください。分かっているのは、受験料が一般11,000円・学生5,500円(税込)で、再受験で金額が変わるという記述はないことだけです。
Q次の試験はいつですか?▼
この試験は年5回で、2月・4月・6月・8月・10月に実施されます。つまり次は2ヶ月後です。ただし12月の回がないため、10月試験に落ちた場合だけは次が2027年2月になり、4ヶ月空きます。8月試験で不合格だった方は、10月試験の申込が9月30日まで開いています。
Q何点で落ちたのかは分かりますか?▼
合格基準は公表されていません。結果として何がどこまで表示されるかも公表されていないので、まず会員ページの結果画面をそのまま確認してください。そのうえで、点数から逆算できる材料がなければ、範囲の穴を埋める方向で組み直すのが現実的です。なお合格率は回ごとに公表されていて、直近4回はおおむね8割でした。
Q普段から生成AIを使っているのに落ちました。なぜですか?▼
使うだけでは触れない範囲があるためです。法律や権利の扱い、情報の取り扱いのルール、技術の名前と仕組みは、毎日使っていても自然には身につきません。むしろ「知っているつもり」になって勉強を飛ばしやすくなります。触っている範囲の外側だけを集中して埋めるのが近道です。
Q教材は買い替えたほうがいいですか?▼
買い替える前に、手元の教材が対応しているシラバスの版を確かめてください。公式には2026年2月試験以降は最新版のシラバスから出題されると書かれていて、市販の問題集には改訂前のまま作られたものが混ざっています。版が合っていたのなら、教材ではなく解く速度か範囲の穴のほうに原因があります。
