AIの資格を調べていると、似た名前が次々に出てきて混乱しますよね。
結論からいうと、AI資格は団体ごとに並べると整理できます。GUGAは生成AIパスポート、JDLAはG検定とE資格、データサイエンティスト協会はDS検定を出しています。団体が違うと試験の性格も、合格後にもらえるものも変わります。
この記事では、どの団体がどの資格を出しているか、団体が違うと何が変わるのかを紹介します。
資格の名前ではなく、出している団体で並べると一気に整理できます。
団体ごとに並べると整理できます
AI資格が分かりにくいのは、名前が似ているのに出している団体がばらばらだからです。まず対応関係を一覧にします。
| 団体 | 略称 | 実施している資格 |
|---|---|---|
| 生成AI活用普及協会 | GUGA | 生成AIパスポート |
| 日本ディープラーニング協会 | JDLA | G検定/E資格 |
| データサイエンティスト協会 | — | DS検定 リテラシーレベル |
| 情報学習振興協会 | — | 生成AIアドバイザー/AI活用アドバイザー |
| 情報処理推進機構 | IPA | ITパスポート試験(国家試験) |
こうして並べると、似た名前の資格が別々の団体から出ていることが分かります。たとえば「生成AIパスポート」と「生成AIアドバイザー」は名前が近いですが、作っている団体は別です。
GUGA(生成AI活用普及協会)
生成AIパスポート試験を実施している団体です。公式サイトのドメインにもGUGAが使われているので、調べているとこの4文字をよく目にします。
この団体の資格で特徴的なのは、出題範囲が毎年変わる前提で作られていることです。シラバスは毎年2月を基本として、年1回以上の頻度で改訂されると公表されています。実際、2026年2月試験からは第4版が適用され、RAGやAIエージェント、AI新法が範囲に入りました。
私は普段、QAエンジニアとして働きながら業務にAIを入れる仕事をしています。この分野は半年で常識が変わることがあるので、範囲を毎年入れ替える設計は妥当だと思っています。ただし受ける側から見ると、教材の版ずれに気をつける必要があります。
改訂の中身は生成AIパスポートのシラバス改訂に、資格更新の仕組みは生成AIパスポートの更新テストにまとめました。
JDLA(日本ディープラーニング協会)
G検定とE資格を実施している団体です。名前のとおりディープラーニングを軸にしていて、AIの仕組みを扱う資格が中心になります。
| 資格 | 対象 | 受験のしやすさ |
|---|---|---|
| G検定 | AIを事業に活かす人 | 受験資格に制限なし |
| E資格 | AIを実装する人 | 認定プログラムの修了が必要 |
ここで注意してほしいのは、E資格はすぐに受けられないことです。認定プログラムを修了している必要があるので、思い立ってすぐ申し込む形にはなりません。G検定の次にE資格、と考えている場合は、そこを先に確認してください。
G検定の中身はG検定とは?、E資格へ進むかどうかの判断はAI資格の一覧まとめで扱っています。
団体が違うと何が変わるのか
同じ「AIの資格」でも、団体が違うと変わるものが3つあります。
1. 合格後に受け取るもの
生成AIパスポートは合格証書とオープンバッジ、AI活用アドバイザーは合格証書と認定カードです。紙で持つのか、リンクで示せるようにするのかという違いがあります。履歴書や名刺に書く予定があるなら、先に知っておくと迷いません。
2. DX推進パスポートの対象かどうか
対象になっているのはITパスポート試験・G検定・DS検定リテラシーレベルの3つです。取得した数に応じてバッジが発行されます。
3. 範囲が変わる頻度
GUGAの生成AIパスポートは毎年改訂される前提です。一方でG検定やDS検定は、そこまで短い周期で全体が入れ替わるわけではありません。教材を買うときに版を確認する必要があるかどうかが変わってきます。
合格後に何が届くかはAI資格に受かったら何が届く?に並べました。
よくある質問
QGUGAとは何ですか?▼
生成AI活用普及協会の略称です。生成AIパスポート試験を実施している団体で、公式サイトのドメインにもGUGAが使われています。生成AIパスポートは、出題範囲にあたるシラバスが毎年2月を基本として年1回以上改訂されると公表されている点が特徴です。
QJDLAとは何ですか?▼
日本ディープラーニング協会の略称です。G検定(ジェネラリスト検定)とE資格(エンジニア資格)を実施しています。G検定は受験資格に制限がありませんが、E資格は認定プログラムの修了が必要になるため、誰でもすぐに受けられる試験ではありません。
Q団体が違うと何が変わりますか?▼
試験の性格と、合格後に受け取るものが変わります。たとえば生成AIパスポートは合格証書とオープンバッジ、AI活用アドバイザーは合格証書と認定カードです。またDX推進パスポートの対象になっているのはITパスポート試験・G検定・DS検定リテラシーレベルの3つで、生成AIパスポートは主催団体が別のため含まれていません。
Qどの団体の資格から取ればいいですか?▼
AIをまず使えるようになりたいならGUGAの生成AIパスポート、仕組みから理解したいならJDLAのG検定、データを扱う仕事に近づけたいならデータサイエンティスト協会のDS検定が入口になります。名前ではなく、団体の狙いで選ぶと迷いにくくなります。
まとめ
- GUGA=生成AI活用普及協会。生成AIパスポートを実施しています
- JDLA=日本ディープラーニング協会。G検定とE資格を実施しています
- DS検定はデータサイエンティスト協会、アドバイザー系は情報学習振興協会です
- DX推進パスポートの対象はITパスポート・G検定・DS検定の3つだけです
どれを取るかを決めたい場合はAIの資格はどれを取るべき?が早いです。それぞれの中身は生成AIパスポートとは?とG検定とは?にまとめました。
