データマネジメント試験とは?2027年新設の新試験をITパスポートとの違いで整理

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「2027年からデータマネジメント試験っていう新しい試験ができるらしい」「ITパスポートの次はこれを狙えばいいの?」——聞き慣れない新試験の正体を、今わかっている情報だけで整理します。

こんにちは、現役ITエンジニアのごんちゃんです(基本情報技術者 合格)。この試験はまだ実施されていないので、私も含めて「受けた人」は世界に一人もいません。ただ2026年6月22日にIPAがサンプル問題を公開したので、どんな試験になるかの輪郭は見えてきました。IPA公式の情報をもとに、ITパスポートとの違いという切り口で解説します。

ごんちゃん
この記事を書いた人:ごんちゃん
現役ITエンジニア10年(開発+品質保証)/基本情報技術者 合格/IPA試験の制度変更を追い続け、休止・CBT移行・新制度の情報を整理しています。
ごんちゃん

ざっくり言うと「ITパスポートの次に、データの扱い方を証明する試験」。エンジニア以外の人にも向いた試験です。

結論(2026年7月時点でわかっていること)

  • 正式名称はまだ「データマネジメント試験(仮称)」2027年度から開始予定(IPA公式)
  • 位置づけはレベル2相当=ITパスポート(レベル1)の次のステップとされる
  • 科目A(知識)+科目B(事例)の2科目構成。サンプル問題が2026年6月22日に公開済み
  • シラバス・試験時間・受験料などの詳細はまだ未公表(2026年度夏頃以降に順次公表予定)
目次

データマネジメント試験とは?何を問う試験なのか

データマネジメント試験(仮称)は、2027年度から始まる情報処理技術者試験の新制度で新設される試験です。ひとことで言えば「データを正しく扱い、活かすための知識と判断力」を問う試験です。

ここで大事なのは、エンジニア専用の試験ではないということ。IPAの見直し案では、対象としてデータ活用に関わる幅広いビジネスパーソンが想定されているとされています。営業でも人事でも経理でも、データを見て判断する仕事なら誰でも対象になり得る——そういう設計です。

💡 エンジニア視点のひとこと

現場で見ていると、データの事故はプログラムのバグより「誰が責任を持つか決まっていない」ことで起きます。個人情報をどこまで使っていいのか、この数字は誰が直すのか——技術より先に決めるべきルールの話です。新試験がその領域を扱うのは、実務感覚として非常に納得できます。

ITパスポートとの違いを整理する

「ITパスポートと何が違うの?」がいちばん多い疑問だと思います。現時点の情報で整理すると、こうなります。

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ITパスポートデータマネジメント試験(仮称)
レベルレベル1レベル2相当(ITパスポートの次)
テーマITの基礎を幅広くデータの扱い方に特化
科目1科目(小問中心)科目A(知識)+科目B(事例)
対象すべての社会人・学生データ活用に関わるビジネスパーソン
実施実施中(2027年1月以降に一時休止予定)2027年度から開始予定

いちばんの違いは「幅」か「深さ」かです。ITパスポートがIT全般を広く浅く扱うのに対し、データマネジメント試験はデータという1テーマを、実務で使えるレベルまで掘る設計。だからITパスポートの次のステップとして自然につながります。

サンプル問題から見える出題イメージ

2026年6月22日、IPAが科目A・科目Bのサンプル問題を公開しました。「新たな出題分野、出題形式のイメージを共有するために作成、公表するもの」という位置づけです。そこから読み取れる特徴を、出題形式の傾向としてまとめます(問題そのものはIPA公式でご確認ください)。

📘 科目A(知識)

多肢選択式で、データマネジメントの基礎知識を問う形式。データガバナンスの意義といった「なぜそれが必要か」を理解しているかが軸になります。用語の暗記だけでは足りず、目的から押さえる必要があります。

📝 科目B(事例)

長文の事例形式。架空の会社を舞台に、データの責任主体を判定したり、状況に応じた対応を選ぶ形です。基本情報の科目Bに近い「読んで判断する」タイプで、知識より現場での使い方が問われます。

科目Bが事例形式というのは重要な情報です。暗記中心の勉強では対応しづらいということなので、対策としては「用語を覚える」より「なぜこのルールがあるのかを理解する」方向が有効になりそうです。

まだ決まっていないこと(2026年7月時点)

正直に書きます。肝心な部分はまだ公表されていません。

△ 未公表の項目
  • 正式名称(現時点は「仮称」)
  • シラバス(出題範囲の詳細)——2026年度夏頃以降に順次公表予定
  • 試験時間・問題数・合格基準・受験料
  • 具体的な実施日程(2027年度のいつからか)

つまり今の段階で市販テキストは存在しません。「早めに教材を買って準備したい」という方は、シラバスが公表され、それに対応したテキストが出るのを待つのが確実です。この記事は続報が出たら随時更新します。

今からできる準備は何か

専用教材がない今、無理に先取りする必要はありません。ただ「回り道にならない準備」は2つあります。

1
2026年内にITパスポートを取っておく
レベル1の土台があれば、レベル2のデータマネジメント試験に無理なく進めます。しかもITパスポートは2027年1月以降に一時休止予定なので、今年のうちに取ってしまうのが得です
2
データの基礎(個人情報の扱い・データ品質)に触れておく
ITパスポートのセキュリティ・法務分野は、データマネジメントの前提そのもの。今のITパスポート学習がそのまま効くと考えていいです

ITパスポートから始めるなら、テキスト選びはITパスポートのテキストおすすめ5選を参考にどうぞ。「そもそも次に何を取るべきか」で迷っている方はITパスポートの次に取るべき資格で全体像を整理しています。

よくある質問

QITパスポートを飛ばして、いきなり受けてもいい?
A

受験資格の詳細は未公表ですが、情報処理技術者試験には通常受験資格がないため、いきなり受けられる可能性は高いです。ただしレベル2相当=ITパスポートの次という位置づけなので、IT初学者はITパスポートから進むほうが無理がありません。

Qテキストはいつ出ますか?
A

シラバス(出題範囲)が2026年度夏頃以降に順次公表される予定なので、市販テキストはその後になります。現時点で専用教材はありません。焦って古い情報の教材を買うより、公式のサンプル問題を見ておくほうが有益です。

Qエンジニアじゃないのですが、意味はありますか?
A

むしろ非エンジニア向けの色が強い試験です。対象としてデータ活用に関わる幅広いビジネスパーソンが想定されているとされ、科目Bも事例形式。営業・企画・人事などデータを見て判断する職種の人が、その素養を示す資格になりそうです。

QITパスポートは廃止されて、これに置き換わるのですか?
A

いいえ。ITパスポートは試験名称・レベルとも存続します(分野名の再編はあります)。データマネジメント試験は置き換えではなく、その上のレベル2に新しく加わる試験です。詳しくは2027年新制度まとめの記事をご覧ください。

まとめ

この記事のまとめ

  • データマネジメント試験(仮称)は2027年度開始予定。レベル2=ITパスポートの次
  • 科目A(知識)+科目B(事例)。サンプル問題は2026年6月22日にIPAが公開済み
  • シラバス・受験料などは未公表。テキストもまだ無いので、今できる準備は「年内にITパスポートを取る」

※本記事は2026年7月時点で公表されている情報(IPA「新試験制度のサンプル問題について」2026年6月22日公開/IPA「試験区分体系などの見直し(案)」2026年3月31日公表)に基づきます。いずれも今後変更される可能性があります。最新情報はIPA公式でご確認ください。続報が出たらこの記事を更新します。

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この記事を書いた人

ごんちゃんのアバター ごんちゃん 現役ITエンジニア

現役ITエンジニア(経験10年)。バックエンド開発4年・QA/SET6年、どちらもリーダー経験あり。基本情報技術者試験合格。未経験メンバーの育成経験から「教材選びで挫折させない」をテーマに、IT資格の教材と勉強法を現場目線でレビューしています。

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