せっかく勉強するなら、まとめて取ってしまいたくなりますよね。
結論からいうと、組み合わせによっては得になります。AI資格は出題範囲が一部重なっていて、重なる組み合わせなら2つ目の負担がかなり減ります。ただし数学が出る試験と出ない試験を同時に受けるのは、別の勉強を2つやることになります。
この記事では、試験日が重なる時期と、範囲が重なる組み合わせ、やめたほうがいい組み合わせを紹介します。
重なる範囲と重ならない範囲がはっきりしているので、そこで判断できます。
11月は試験が重なります
まず日程から確認します。2026年の11月は、AI資格の試験が続けて実施されます。
| 試験 | 試験日 | 申込の締切 |
|---|---|---|
| G検定 | 2026年11月6日(金)・7日(土) | 公式ページで確認 |
| DS検定 第14回 | 2026年11月7日〜11月22日 | 2026年10月23日 |
| 生成AIアドバイザー 第4回 | 2026年11月29日(日) | 2026年10月22日 |
| 生成AIパスポート 10月試験 | 2026年10月1日〜10月31日(結果は11月末まで) | 2026年9月30日 |
ここで注意してほしいのは、申込の締切がどれも試験日より1〜2か月前にあることです。11月に受けるつもりなら、動くのは10月中になります。
範囲が重なる組み合わせ
同時に受けて得になるかどうかは、出題範囲がどれだけ重なるかで決まります。公表されている範囲を並べると、性格がはっきり分かれます。
| 試験 | 中心になる範囲 | 数学・統計 |
|---|---|---|
| 生成AIパスポート | 生成AIの基礎/リスク・倫理/法制度 | 出ない |
| 生成AIアドバイザー | 生成AIの活用/プロンプト/企業課題 | 出ない |
| AI活用アドバイザー | AIの活用と基礎理解 | 出ない |
| G検定 | 機械学習・ディープラーニングの手法/法制度 | 考え方は出る |
| DS検定 | データサイエンス力/データエンジニアリング力/ビジネス力 | 出る |
いちばん重なるのは生成AIパスポートと生成AIアドバイザーです。どちらも生成AIの使い方とリスク・倫理が中心で、法制度の扱いも共通しています。片方を仕上げた状態なら、もう片方の下地はできています。
ただし上乗せ分はあります。生成AIアドバイザーはプロンプトエンジニアリングや企業課題まで踏み込むので、生成AIパスポートの範囲だけでは届きません。ゼロから2つぶんではないが、1つぶんでもない、という感覚です。
やめたほうがいい組み合わせ
逆に、DS検定と生成AI系を同時に受けるのはおすすめしません。
理由は2つあります。ひとつは範囲がほとんど重ならないことです。DS検定には統計やデータベースの範囲があり、生成AI系の勉強がそのまま効く部分が限られます。実質的に、別の勉強を2つ抱えることになります。
もうひとつは難易度です。DS検定は合格率が40%台前半で、受けた人の半分以上が落ちています。生成AIパスポートの約80%、G検定の約77%と比べると、必要な準備量が違います。片手間で受けると落ちる可能性が高い試験です。
合格率の一覧はAI資格の合格率一覧に、DS検定で落ちた場合の動き方はDS検定に落ちたらにまとめています。
実務から見た、2つ取る意味
私は普段、QAエンジニアとして働きながら業務にAIを入れる仕事をしています。その立場から見て、2つ取ることに意味があるのは、範囲の性格が違う2つを組み合わせたときです。
生成AI系の資格は「どう使うか、どこで止めるか」を扱います。G検定は「中で何が起きているか」を扱います。使う側の判断と、仕組みの理解は別の力で、両方あると説明できる範囲が広がります。
一方で、同じ性格の資格を2つ並べても、説明できることはあまり増えません。生成AIパスポートと生成AIアドバイザーは範囲が重なるぶん取りやすいのですが、履歴書に2つ書いたときの見え方はほぼ同じです。
効率で選ぶなら重なる組み合わせ、見せ方で選ぶなら性格の違う組み合わせ、という分け方になります。どちらを先に取るかはAIの資格はどれを取るべき?で比べられます。
よくある質問
QAI資格を2つ同時に受けても大丈夫ですか?▼
範囲が重なる組み合わせなら現実的です。生成AIパスポートと生成AIアドバイザーは、生成AIの基礎やリスク・倫理の範囲が重なります。一方でDS検定は統計や数学の範囲があり、他のAI資格とほとんど重なりません。組み合わせ次第で負担がかなり変わります。
Q11月にAI資格の試験が集中するのは本当ですか?▼
2026年11月は、G検定が11月6日と7日、DS検定第14回が11月7日から11月22日、生成AIアドバイザー第4回が11月29日にあります。生成AIパスポートの10月試験の結果が出るのも11月末までです。申込の締切はいずれも試験日より前なので、受けるなら先に締切を確認してください。
Qどの組み合わせがいちばん効率的ですか?▼
生成AIパスポートと生成AIアドバイザーです。どちらも生成AIの使い方とリスク・倫理が中心で、範囲の重なりが大きいためです。ただし生成AIアドバイザーはプロンプトや企業課題まで踏み込むので、上乗せ分はあります。
Qやめたほうがいい組み合わせはありますか?▼
DS検定と、生成AI系の資格を同時に受ける組み合わせです。DS検定は統計やデータベースの範囲があり、合格率も40%台前半と低めです。重ならない勉強を2つ抱えることになるので、どちらかを先に終わらせるほうが安全です。
まとめ
- 2026年11月はAI資格の試験が4つ重なります。申込の締切は試験日より前です
- 範囲が重なるのは生成AIパスポートと生成AIアドバイザーの組み合わせです
- DS検定は他と重なりません。統計とデータベースの範囲があるためです
- 同時に受けるなら、重ならない勉強を2つ抱えないことが判断の軸になります
どれを取るか自体を決めたい場合はAIの資格はどれを取るべき?が先です。難易度の目安はAI資格の合格率一覧にまとめました。年内に間に合うかはAI資格は年内に取れる?で逆算できます。
