対策といえば過去問から、と思って探すと見つからないんですよね。
結論からいうと、過去問題は公開されていません。公式にあるのはサンプル問題10問で、内訳は2択8問・4択2問です。全問に正解と解説が付いていて、無料で読めます。ただし本番は100問なので、量としては足りません。
この記事では、公式で手に入る材料と、10問をどう使うかを紹介します。
10問しかありませんが、内訳を見ると使い方が決まります。
公式にあるのはサンプル問題10問です
まず、手に入るものと手に入らないものを分けます。
| 種類 | 公開 | 中身 |
|---|---|---|
| 過去問題 | 掲載が見当たらない | — |
| サンプル問題 | あり | 10問(2択8問・4択2問)。全問に正解と解説 |
| 無料の学習資料 | あり | 第3課題「生成AIの基礎知識」のテキストPDF |
| 公式教材 | あり | 公式テキストと精選問題集 |
サンプル問題はダウンロードではなく、公式サイトのページ内にそのまま載っています。会員登録も不要で、開けば読めます。全問に解説が付いているので、正解だけを見て終わりにはなりません。
ただし、これは受ける人全員に同じ条件です。過去問が出回っている試験と違って、解いた量で差がつきにくいとも言えます。不利になるというより、演習の作り方を自分で決める必要がある、という理解が正確です。
10問の内訳が、本番と噛み合いません
この試験のサンプル問題で気をつけたいのは、量ではなく比率です。
| 区分 | サンプル問題 | 本番 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 2択 | 8問 | 48問 | 1点ずつ |
| 4択 | 2問 | 52問 | 2点ずつ |
| 合計 | 10問 | 100問(152点満点) | 合格は107点以上 |
サンプルは8割が2択ですが、本番は半分以上が4択です。しかも4択は1問2点なので、152点のうち104点を4択が占めます。
合格ラインは107点です。4択52問を全問正解しても104点で3点足りないので、2択も4択も両方取る必要があります。どちらかを捨てる作戦は成立しません。計算の詳細はAI活用アドバイザーは独学で受かる?に書きました。
10問の使いどころ
量として足りないなら、何に使うのか。2つあります。
1. 勉強を始める前に、現在地を測る
お金を出す前に解いてみてください。10問のうち何問答えられるかで、必要な準備量の見当がつきます。8問以上取れるなら市販教材で足りますし、半分以下なら範囲を体系的に通す必要があります。
2. 聞かれ方を確かめる
この試験が扱うのは、AIを使うための知識ではなく、組織に入れるための知識です。サンプル問題を読むと、その聞き方が分かります。用語の意味を問うのではなく、判断の妥当性を問う形が混ざっています。
私は普段、QAエンジニアとして働きながら業務にAIを入れる仕事をしています。テストの仕事では、失敗したケースを分類してから対策を決めます。どこで落ちたかが分からないまま直しても、同じところでまた落ちるからです。試験も同じで、分類が先です。
サンプル問題を解いたら、間違えた問題がどの課題に属するかを書き出してください。10問では正確に測れませんが、方向は見えます。
無料の学習資料も見ておく
問題以外にも、公式が無料で出している材料があります。
学習資料ページで、第3課題「生成AIの基礎知識」のテキストPDFが公開されています。範囲の一部ですが、これは思ったより使えます。
理由は、公式教材の書き方が自分に合うかを、買う前に確かめられることです。講座は17,600円、精選問題集も別途かかります。文章の密度や説明の順番が合わないと感じたら、市販教材に切り替える判断ができます。
注意点として、無料で出ているのは範囲の一部だけです。これだけで全体をカバーすることはできません。無料で使える材料を試験ごとに並べたものはAI資格は無料でどこまで勉強できる?にあります。
演習量をどう足すか
サンプル10問で現在地が分かったら、足りない分を埋めることになります。
優先すべきは4択の演習です。配点が2倍あり、本番では52問出ます。サンプルには2問しかないので、ここは公式の精選問題集か市販教材で補う必要があります。
一方で2択は48問あって1問1点です。軽く見られがちですが、48問ぶんを取りこぼすと計算が合わなくなります。2択は知っているかどうかで決まる問題が多いので、テキストを通していれば取れます。
教材の選び方と価格はAI活用アドバイザーのテキスト、講座を使うかどうかの判断はAIアドバイザーに講座は必要?にまとめました。もう一方の試験のサンプル問題については生成AIアドバイザーの過去問はどこ?にあります。
よくある質問
QAI活用アドバイザーの過去問はありますか?▼
公開されていません。協会の公式ページに過去問題の掲載は見当たりませんでした。代わりにサンプル問題が10問用意されていて、ページ内に直接掲載されています。
Qサンプル問題の内訳を教えてください。▼
全10問で、2択が8問、4択が2問です。全問に正解と解説が付いています。ダウンロード形式ではなく、公式サイトのページ内にそのまま載っている形です。
Q10問だけで合格できますか?▼
足りません。本番は合計100問(2択48問・4択52問)なので、サンプルは本番の10分の1です。出題の雰囲気をつかむためのものと考えてください。
Qほかに無料で使える材料はありますか?▼
学習資料ページで、第3課題「生成AIの基礎知識」のテキストPDFが公開されています。範囲の一部ですが、講座や問題集を買う前に、講義の書き方が自分に合うかを確かめる材料になります。
まとめ
- 過去問題は公開されていません
- 公式にあるのはサンプル問題10問(2択8問・4択2問)。全問に解説つき
- 本番は100問なので、10問では量が足りません
- サンプルの内訳は本番と比率が違うので、4択の演習は別で足す必要があります
試験の全体像はAI活用アドバイザーとは?へ。配点から逆算した進め方はAI活用アドバイザーは独学で受かる?、教材はAI活用アドバイザーのテキストにまとめました。
