対策を始める前に、どこまでやれば届くのかが見えないと動きにくいですよね。
結論からいうと、独学で受かります。出題範囲も配点も公開されているので、必要な点数を先に計算できるからです。合格ラインは152点満点で107点以上。4択を全部当てても104点にしかならないので、どこで取るかが最初に決まります。
この記事では、配点から逆算した目標の立て方と、進める順番を紹介します。
この試験は配点まで公開されています。だから先に計算できます。
配点が公開されている珍しい試験です
この試験の独学がやりやすいのは、必要な点数を先に計算できるからです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 合計100問(2択48問・4択52問) |
| 配点 | 2択は1点、4択は2点(152点満点) |
| 合格基準 | 107点(70%)以上 ※難易度により調整の場合あり |
| 試験時間 | 105分 |
AI資格のなかで、ここまで配点を公開している試験は珍しいです。生成AIアドバイザーは「正答率70%以上」、G検定とDS検定は合格ラインを開示していません。点数が分かるということは、目標を数字で置けるということです。
4択を全部当てても足りません
配点を使って計算してみます。ここが対策の出発点です。
| 区分 | 問題数 | 配点 | 満点 |
|---|---|---|---|
| 2択問題 | 48問 | 1点 | 48点 |
| 4択問題 | 52問 | 2点 | 104点 |
| 合計 | 100問 | — | 152点 |
合格ラインは107点です。つまり4択52問を全問正解しても104点で、3点足りません。2択でも最低3問は取る必要があるという計算になります。
逆に言うと、2択は1問1点です。48問すべて落としても104点残りますが、それでは届きません。どちらかを捨てる作戦は成立しない、という設計になっています。
目安として、落とせるのは45点ぶんです。4択なら22問、2択なら45問に相当します。実際には混ざるので、4択を15問・2択を15問落とすと45点でちょうどラインになります。
進める順番
計算が出たら、順番が決まります。配点の大きいところから手をつけます。
- 1. 公式テキストを1周する:範囲の全体像をつかむ。分からない用語は印を付けて飛ばす
- 2. 4択の演習に時間を使う:配点が2倍あるので、ここを先に固める
- 3. 2択で取りこぼさない:1点だが48問ある。ここが崩れると計算が合わなくなる
- 4. 時間を計って解く:105分で100問なので、1問あたり約1分
私は普段、QAエンジニアとして働きながら業務にAIを入れる仕事をしています。テストの仕事では、どこに時間をかけるかを影響の大きさで決めます。全部を同じ濃さで見ると、大事なところに手が回りません。この試験も同じで、配点が判断材料になります。
注意点として、2択を軽く見ないでください。1問1点だからと後回しにすると、48問ぶんの取りこぼしが効いてきます。2択は知っているかどうかで決まる問題が多いので、テキストを読んでいれば取れます。
範囲のどこでつまずくか
この試験が扱うのは、AIを使うための知識ではなく、組織に入れるための知識です。
実務でAIを入れようとすると、止まるのはたいてい技術の手前です。この情報を入れていいのか、出てきたものを社外に出していいのか。法律と社内ルールの話で議論が終わります。試験でもこの領域が問われるので、AIを触ったことがあるだけでは選択肢が絞れません。
逆に、日ごろから社内の承認や情報の扱いに関わっている人は有利です。用語を知らなくても、判断の筋道が想像できるからです。事務職や管理部門の方が思ったより解ける、という部類の試験だと思います。
ITパスポートとの違いが気になる方は、AI活用アドバイザーとは?に書き分けをまとめました。
教材は公式でそろいます
独学で使う材料は、公式のもので足ります。
公式テキストと精選問題集の2冊で、独学の準備は整います。加えて協会は無料のサンプル問題とPDF資料も公開しているので、お金を出す前に現在地を測れます。
足りなくなるのは理解ではなく解く量です。1問あたり約1分の試験なので、読んで分かった状態と、選択肢を見て1分以内に選べる状態は別物になります。4択の演習量を確保できているかが、独学の分かれ目です。
価格と、講座を使う場合との比較はAI活用アドバイザーのテキストにまとめました。無料で使える材料を試験ごとに並べたものはAI資格は無料でどこまで勉強できる?にあります。
よくある質問
QAI活用アドバイザーは独学で受かりますか?▼
受かります。出題範囲が公開されていて、合格基準が152点満点で107点以上と点数まで示されているためです。公式テキストと精選問題集で独学の準備は整います。
Q合格に必要な点数は何点ですか?▼
107点以上です。152点満点で、内訳は2択が48問で1点ずつ、4択が52問で2点ずつです。4択をすべて正解しても104点なので、2択でも最低3問は取る必要がある計算になります。
Qどこから勉強を始めればいいですか?▼
配点の大きい4択から始めるのが効率的です。4択52問で104点あり、ここを落とすと2択だけでは届きません。公式テキストで全体を通したあと、精選問題集で4択の形式に慣れる順番になります。
QITパスポートの勉強は役に立ちますか?▼
範囲が違うので、そのまま流用はできません。ITパスポートはITの全体像を扱い、AI活用アドバイザーはAIを組織に入れる側の知識を扱います。ただし用語に慣れているぶん、読むスピードは上がります。
まとめ
- 合格ラインは152点満点で107点以上。配点まで公開されています
- 4択52問で104点。全部当てても足りないので、2択も取る必要があります
- 勉強は配点の大きい4択から。ここを落とすと計算が合いません
- 独学の材料は公式にそろっているので、足りなくなるのは解く量です
試験の全体像はAI活用アドバイザーとは?へ。教材の選び方と価格はAI活用アドバイザーのテキスト、日程はAIアドバイザーはいつ受けられる?にまとめました。
