独学でいけそうな気もするけれど、講座を買ったほうが確実なのでは、と迷いますよね。
結論からいうと、アガルートの生成AIパスポート講座(10,780円)が必要な人は、思っているより少ないです。範囲の狭い試験なので、独学で届く人が多いからです。ただし質問ができることなど、役立つ人にははっきり役立ちます。受講期限は180日なので、買う時期によっては受験機会が1回になります。
この記事では、講座の中身と良いところ・気になるところ、買う人と買わなくていい人を紹介します。
講座のページにはあまり書かれていない「いつ買うか」の話もします。ここを間違えると、受けられる回数が減ります。
まず、講座の中身を公式の数字で
| 講座名 | 生成AIパスポート試験 合格総合講義 |
| 価格 | 10,780円(税込)/9,800円(税抜) |
| 講義時間 | 約4.5時間 |
| 教材 | PDF配布(発送物なし) |
| 対応範囲 | 2026年適用の新シラバス |
| 質問 | オンライン質問サービスで期間中10回 |
| 受講期限 | 申込日から180日 |
| 合格特典 | 全額返金(条件あり) |
| 販売期間 | 2027年1月13日まで |
| 講師 | 齋藤皓太 |
※2026年9月13日時点でアガルートの公式ページを確認した内容です。価格・特典・販売期間は変動する場合があるので、申し込み前に必ず公式ページでご確認ください。
比べる相手は受験料です。生成AIパスポートの受験料は一般11,000円(税込)。講座代とほぼ同じ金額を、もう一度払うことになります。ここを納得できるかどうかが、最初の関門です。
受講期限180日のうちに、受けられるのは何回か
この記事でいちばん伝えたいのはここです。講座の説明を読んでいるだけでは気づきにくいので、試験の日程と重ねて見てください。
生成AIパスポートは年5回の試験です。2月・4月・6月・8月・10月。12月の回はありません。そして講座の受講期限は申込日から180日。この2つを重ねると、こうなります。
| 講座を申し込んだ時期 | 受講期限の目安 | 期限内に受けられる試験 |
|---|---|---|
| 9月中旬 | 翌年3月中旬 | 10月・翌2月の2回 10月試験は9月30日までに申込 |
| 10月上旬 | 翌年3月下旬 | 翌2月の1回だけ 10月試験の申込は締切済み/4月試験は期限の外 |
| 11月中旬 | 翌年5月中旬 | 翌2月・翌4月の2回 |
10月上旬に申し込むと、期限内に受けられるのは1回だけになります。10月試験の申込は9月30日で締め切られていて、次の2月試験のあとの4月試験は、期限の外に出てしまうからです。12月の回がないぶん、年末をまたぐ時期は間が空きます。
合格特典(全額返金)の条件は、公式に「視聴期限内に受験された生成AIパスポート試験に合格された場合」と書かれています。つまり期限内に受けておく必要があると読むのが自然です。受験機会が1回しかない時期に買うと、その1回を落とした時点で特典の対象から外れやすくなります。細かい条件は公式ページで確認してください。
買う時期のコツは単純です。申込締切の直後ではなく、締切の少し前に買う。そうすれば直近の回と、その次の回の2回を期限内に収められます。試験の日程そのものは生成AIパスポートの試験日にまとめています。
公開情報から見た、良いところ
口コミではなく、公式に書かれている仕様から判断できる良さを3つ挙げます。
気になるところ
ここも事実ベースで書きます。
AIを毎日使っている人ほど、見るべき章があります
ここは実務でAIを扱っている側からの見方です。
普段から生成AIを使っている人は、技術の仕組みを説明する章は速く進めます。体で分かっていることを言葉で確認するだけなので、そこに4.5時間のうち多くを使う必要はありません。
業務でAIを入れる担当をしていて思うのは、詰まるのは使い方ではなく「使っていいのか」の判断だということです。
権利の扱い、情報を外に出していいかの判断、出てきた答えを信じていいかの見極め。ここは毎日使っていても自然には身につきません。そして試験でも、実務でも、差がつくのはこの部分です。講座を買うなら、この章に時間をかける前提で使うのが元の取り方だと思います。
買う人・買わなくていい人
・合格基準が非公表なので、どこまでやれば足りるか決められない
・一度落ちて、何が足りなかったか自分で切り分けられない
・会社が費用を出してくれる
・普段から生成AIを使っていて、仕組みは分かっている
・自腹で、少しでも安く済ませたい
・申込締切の直後で、期限内に1回しか受けられない時期
独学で進める場合の教材は生成AIパスポートのテキストはどれ?に、試験の難しさの実態は生成AIパスポートの難易度にまとめています。他のAI資格の講座と並べて比べたい方はAI資格の講座はどれ?へどうぞ。
よくある質問
Qアガルートの生成AIパスポート講座はいくらですか?▼
2026年9月時点の公式表示で、10,780円(税込)、税抜では9,800円です。受験料が一般11,000円(税込)なので、ほぼ同じ金額をもう一度払う形になります。講義は約4.5時間で、教材はPDFで配布されます。
Q合格すると本当に全額返ってきますか?▼
合格特典として全額返金が案内されていますが、条件があります。公式には「視聴期限内に受験された生成AIパスポート試験に合格された場合」と書かれていて、ほかにも条件がある旨の記載があります。また返金は合格後の話なので、先に全額を払う必要があります。申し込む前に公式ページで条件を確認してください。
Q受講期限はどれくらいですか?▼
申込日から180日です。生成AIパスポートは年5回(2月・4月・6月・8月・10月)で12月の回がないため、期限内に受けられるのは概ね2回です。ただし10月上旬のように申込締切の直後に買うと、期限内に受けられるのが翌2月の1回だけになります。
Q分からないところは質問できますか?▼
できます。オンラインの質問サービスで、期間中に10回まで質問できると公式に書かれています。独学との大きな違いはここで、用語の意味が腑に落ちないときに聞ける相手がいる点です。
Q独学と講座、どちらがいいですか?▼
範囲の狭い試験なので、独学で届く人のほうが多いと考えています。講座が効くのは、活字の教材を読み進めるのが苦手な人、合格基準が非公表なのでどこまでやれば足りるか決められない人、会社が費用を出してくれる人です。テキストを1冊読み切れる人なら、講座は要らないと思います。
